医学講座

埋没法<糸のゆるみ>

 埋没法の糸がゆるんだ
 というご相談を受けます。
 はじめて埋没法を受けたのは19歳の時です。
 一年でゆるみました。
 他の美容整形外科でまた埋没を受けました。
 その後3年はもったのですが…
 右目が取れ…
 保証付だったので再度埋没法。
 その後数年で両目がとれ再々埋没法。
 左目はさらにゆるみまた埋没法。
 毎日…
 いつまた完全に取れてしまうか…?
 …という…
 不安・恐怖感に悩んでいます。
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 こんな相談を…
 北海道だけではなく…
 日本中から受けています。
 中には…
 日本で手術を受けて…
 海外で生活していて…
 困って相談のメールをいただくこともあります。
 保証をつけたクリニックは、
 閉院してしまった…!
 という方もいらっしゃいました。
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 糸がゆるむというのは…
 二重のラインが薄くなってくることを…
 ゆるむと表現されています。
 確かに… 
 憧れの…
 くっきり二重になったのに…
 ラインが薄くなってくると…
 糸がゆるんだと思われても…
 不思議ではありません。
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 私は、
 実際に…
 糸がゆるんだ方の手術を何例もしています。
 手術中に確認しますが…
 糸が伸びてゆるんだり…
 糸がほどけたり…
 していることは、
 どんなに新米の先生がしていても…
 まずありません。
 チェーン店でもありません。
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 埋没法に使う糸は、
 ナイロン糸(ないろんし)という糸です。
 チェーン店で行っているのは…
 瞼板法(けんばんほう)や
 瞼板上端法(けんばんじょうたんほう)…
 という術式です。
 下手な(失礼!)、新米の先生ほど、
 結び目を何度もしばっています。
 むしろ糸はガッチリくっついています。
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 ゆるむのは、
 糸と皮膚との接合部です。
 つまり…
 埋没の糸で、
 上まぶたの皮膚を引っぱって…
 二重のラインを作っています。
 この…
 皮膚とくっついているところが…
 取れてしまうのです。
 埋没法がとれた
 という日記に書いてあります。
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 糸がゆるんだのではありません。
 もともと埋没法に向かない目だったのです。
 眼瞼下垂症の目。
 筋肉や脂肪が厚い目。
 アレルギーで痒くなる目。
 などの目は埋没法に不向きです。
 不向きな目を埋没法で手術をしても…
 ゆるみます。
 ゆるんだ方は…
 手術前の目を確かめてください
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 一番大切なのは、
 保証付という名で…
 何度も手術を繰り返すのではなく…
 自分の目に合った手術法を選択してくれて…
 目にとって一番良い手術をしてくれる
 先生にお願いすることです。
 札幌美容形成外科では、
 埋没法でゆるんだ方を、
 たくさん手術しています。

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