医学講座
事故で死なないために…
若者の事故は辛く悲しいです。
救急医療の現場にいると…
事故に遭った人をたくさん診ます。
交通事故を扱う警察官や
救急隊員も…
悲惨な事故現場を見ます。
大きな事故でも…
奇跡的にかすり傷で済むことがあります。
事故に遭っても…
死なない方法があります。
■ ■
私が医師になって30年です。
この間に、
自動車の安全性能は…
驚くほど進歩しました。
一番大きいのは…
シートベルトの義務化でした。
顔に大きなけがをする人が
激減しました。
■ ■
エアバッグが作働して…
私が直接診たのは数例です。
エアバッグに顔が当たって、
小さなかすり傷ができていました。
もちろん手術は必要ありませんでした。
エアバッグは、
20年前にはオプションで…
しかも10万円以上しました。
ケチな私が、
このオプションをつけました。
その代わりCDは無しでした。
■ ■
本間家では、
25年前からチャイルドシートを使っていました。
赤ちゃんが生まれて…
お祝いは何が欲しい…?
と聞かれて…
家内の親に買ってもらった記憶があります。
当時のチャイルドシートは…
今よりずっと性能が悪く、
その上、高価でした。
■ ■
救急隊員や警察官、
救急医は、
安全な車を知っています。
私は学生さんに…
『中古でもいいから』
『安全な車に乗りなさい』
と言っています。
安全性能が高い車をすすめます。
■ ■
わが家の車は、
5年以上の経年車ですが、
安全装備は万全にしています。
昨日の事故のRV車も…
おそらく安全性が高い車だったと思います。
残念なことに…
どんな車でも…
側面からの衝撃には弱いのです。
■ ■
冬道で何度もスリップした経験から…
スリップしにくい車を購入しました。
昔のように…
一回転することはなくなりました。
自動車メーカーには…
更に安全性が高い車を
開発して欲しいと思います。
亡くなったお二人のご冥福を…
心からお祈りしています。
今日は小林里穂さんのお通夜です。