医療問題

医師増だけで救急改善無理

 平成22年3月12日、朝日新聞朝刊、声の欄への投稿です。
 医師増だけで救急改善無理
 開業医_長尾秀幸(広島県江田島市_56歳)
 4月からの診療報酬改定では重点課題に救急医療の再建などが挙げられている。救急医療では医師の不足や待遇が問題視され、今回の改定では勤務医の待遇改善がなされるが、果たして医師が増えれば解決するだろうか。
 問題は多く、まず、医療機関に十分な医師、看護師、検査技師を確保できるだけの医療収人がないため、現場は少数精鋭で頑張るしかないという現実がある。
 次に、療養型の医療機関の減少で緊急の治療期を脱した患者の新たな収容先がないことが挙げられる。転院したくてもできず、在宅での医療も難しいなどの理由から退院ができないのである。
 さらに大事な点は急性期医療をどこまでするべきかが決められていないことである。進歩する医療の中で治療の限界を決めなくては、老衰と思われる患者でも最善を尽くす現在の医療のあり方からは、救急現場の混乱を回避することは不可能と思われる。これらの改善なくして、医師数だけを増やしても救急医療の再建は望めないと考える。
 (以上、朝日新聞より引用)
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 私は長尾先生とまったく同意見です。
 安全で快適な暮らしには…
 それなりの‘お金’がかかります。
 住宅のセキュリティーを
 警備会社に依頼すると…
 毎月かなりの経費になります。
 ビルの警備なども同じです。
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 自分がもし万一…
 大きな事故に遭ったら…
 救急車は無料が当たり前。
 救急病院で…
 適切な治療を受けられなければ…
 病院を訴えるというのが… 
 現在の風潮のように思えます。
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 一年365日、24時間体制で…
 いつ来るともわからない…
 救急患者のために…
 医師や看護師を雇い、
 高価な医療機器を揃えて、
 救命救急センターのベッドを準備しておくには、
 たくさんの経費がかかります。
 歳入不足の地方自治体には、
 とても余裕がありません。
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 私が医師になって30年です。
 この30年で…
 医師の給与は…
 下がることはあっても…
 上がったという話しは聞きません。
 救命救急に従事して、
 身を削って働いている医師の給与は…
 決して高いとは言えません…
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 医者の3Kは…
 つい(Kitsui)、
 険(訴訟が多い(Kiken)、
 料安い(Kyuryou)、
 だと聞いたことがあります。
 こんな救急医になりたいと思うのは…
 情熱がある若い先生だけです。
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 札幌市の救急医療は…
 情熱がある若い先生に支えられて…
 日本でもトップクラスです。
 私は、
 安全で快適な生活のためには…
 国が税金を投じて、
 救急医療システムを
 確立するべきだと考えます。
 若い先生が救急医を目指すように…
 政策を考えるべきです。
 救急医の待遇が改善されるべきです。

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