医学講座
第33回日本美容外科学会(京都)③
学会報告の最後です。
今回の日本美容外科学会は、
いわゆる形成外科系の日本美容外科学会です。
形成外科専門医の先生が多い学会で、
発表してくださった先生も、
大多数が形成外科出身です。
■ ■
学会に参加して感じることは…
先生によって…
実に手術方針が違うことです。
私は、
イメージは自然
自然な仕上がりを大切にします
をコンセプトとして手術をしています。
■ ■
同じ形成外科専門医でも、
その先生の考え方によって、
実にさまざまな手術法があります。
私とは正反対に、
患者(お客)さんの求め(ニーズ)に応じて…
技術的に可能ならば、
どんな手術でも、
引き受ける先生がいらっしゃいます。
■ ■
私たちのような、
ナチュラル派の医師が見ると…
あんな手術やっちゃって…
あの20歳の女性が…
50歳になったら…
どんな顔になるのかなぁ~?
というような手術もありました。
■ ■
私は…
もの足りない…
もう少し二重の幅を広く…
と言われることがあります。
幅の狭い二重は広くすることができますが、
一度、広く全切開された二重を…
元に戻すのは至難のわざです。
■ ■
人間は後悔する生き物です。
整形したけど、
よ~く考えたら…
やっぱり元に戻したい
と思った時に…
回復不可能なほど…
お直しする勇気は、
とても私にはありません。
自分と相性が合った先生を見つけるのは、
彼を選ぶ以上に大切だと思います。