昔の記憶
神奈川クリニックの思い出
昨日の院長日記に、
平成22年5月に神奈川クリニックが倒産したことを書きました。
ネットで検索してみると…
現在も…
神奈川クリニック
みねぎしクリニック
として診療していらっしゃいました。
院長は峯岸祐之(みねぎし_まさゆき)先生です。
東大形成外科にいらした、
形成外科専門医です。
■ ■
峯岸先生は、
神奈川クリニックの院長をなさっていらっしゃいました。
勤務していた、
前の神奈川クリニックが倒産したために、
みねぎしクリニックとして、
引き継がれたように思います。
優秀な形成外科医で、
美容外科医としての経験も豊富な先生です。
■ ■
倒産したのは、
医療法人社団博美会_神奈川クリニックで、
オーナーは山子大助先生でした。
大きな先生です。
私も札幌医大をクビになった時に、
神奈川クリニックへ面接へ行きました。
新宿の立派な事務局で
山子先生の面接を受けました。
■ ■
当時の神奈川クリニックは、
全国にチェーン店を次々と開店していました。
神奈川クリニック札幌院も
新札幌から札幌市中央区の一等地である、
名門、札幌グランドホテル別館へ移転し、
札幌で一番広くて…
立派なクリニックでした。
朝9:00~夜21:00までの営業でした。
■ ■
私が面接に伺った時にも…
かなりの好条件を提示してくださいました。
ただ、私は朝9:00~夜21:00まで働き、
繁忙期には…
深夜まで残業する元気がありませんでした。
何軒かの美容外科に面接に行き、
私は中央クリニック札幌院の院長として、
中央クリニックへ就職しました。
■ ■
私が中央クリニックへ就職した理由は、
札幌で働けるということと、
経営者の方が医師ではなく、
診療や手術内容については、
医師の裁量に任せるということでした。
私が就任してからも、
多くの患者さんがいらしてくださいました。
手術のしすぎで、
手にまめができました。
■ ■
その当時…
神奈川クリニックの山子先生と、
品川美容外科の綿引先生は、
日本の高額納税者にいつも出ていました。
信じられないほどの税金を、
毎年、払っていらっしゃいました。
当時はそれほど儲かったようです。
経営が傾いたのは、
安売り競争が原因だと思います。
■ ■
美容外科はひとつひとつが…
手づくりです。
海外で生産して、
安く大量に売ることはできません。
過度の安売りと、
多額の広告宣伝費で、
あっという間に経営は悪化します。
■ ■
たくさんの店舗を抱えると、
それだけコストがかかります。
いいときは、
高額納税者になるほど所得があっても、
転落しはじめると…
坂道を転げ落ちるのも早いようです。
■ ■
現在の神奈川クリニックは、
みねぎしクリニックとして診療されています。
峯岸先生が…
お一人でなさっていらっしゃるので、
安心だと思います。
峯岸先生は、
大変だと思いますが、
困っている患者さんを助けていただきたいです。