医学講座

お医者さんの奥さん2010

 お医者さんの奥さんという院長日記を、
 2008年10月4日に書いています。
 旦那が医者だと、安心できると思うのは間違いです。
 医師が、一番最初に診なければならないのは、自分の患者さんです。
 家族は後になります。
 どこの先生の奥さんも、‘母子家庭’を経験していると思います。
 私も、‘いい旦那さん’ではありません。
 家内には、
 ‘院長日記の中だけ愛妻家ぶっている’と非難されています。
 家内はこの院長日記を…
 ‘腹が立つから見ない!’と言っています。

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 私が考える…
 お医者さんの奥さんの条件です。
 孤独に強くて、
 忍耐強い人です。
 医師には当直があります。
 緊急の呼び出しもあります。
 学会出張も、
 関連病院への出張もあります。
 家にいないことが多い職種です。
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 医師は肉体労働者です。
 精神労働もあります。
 疲れることが多いです。
 早死にするとも言われています。
 子育てや家のことは…
 奥さんが一人で…
 何でもしなくてはならない時もあります。
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 最近は、
 男性も育児休業を取得するようですが、
 現役の臨床医でしたら、
 『私、今日から一年間、』
 『育児休業を取得させていただきます。』
 『あとの患者さんのことは…』
 『よろしくお願いします。』
 …なんてことは100%無理です。
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 私が…
 一番、奥さんに感謝したのは、
 失業した時です。
 子ども2人が学費のかかる…
 私立大学私立高校でした。
 この時は、
 人生で一番困りました。
 いつもは文句を言われますが、
 黙って協力してくれました。
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 今も、毎日、弁当を作ってくれます。
 前の晩と同じおかずでも感謝しています。
 弁当箱は洗って帰ります。
 ダイヤモンドの指輪は買っていませんが、
 感謝して洗って帰ります。
 ダイヤモンドの指輪が欲しい女性は、
 お医者さんではなく、
 社長さんと結婚したらいいかもです。

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