医学講座
お医者さんの奥さん2010
お医者さんの奥さんという院長日記を、
2008年10月4日に書いています。
旦那が医者だと、安心できると思うのは間違いです。
医師が、一番最初に診なければならないのは、自分の患者さんです。
家族は後になります。
どこの先生の奥さんも、‘母子家庭’を経験していると思います。
私も、‘いい旦那さん’ではありません。
家内には、
‘院長日記の中だけ愛妻家ぶっている’と非難されています。
家内はこの院長日記を…
‘腹が立つから見ない!’と言っています。
■ ■
私が考える…
お医者さんの奥さんの条件です。
孤独に強くて、
忍耐強い人です。
医師には当直があります。
緊急の呼び出しもあります。
学会出張も、
関連病院への出張もあります。
家にいないことが多い職種です。
■ ■
医師は肉体労働者です。
精神労働もあります。
疲れることが多いです。
早死にするとも言われています。
子育てや家のことは…
奥さんが一人で…
何でもしなくてはならない時もあります。
■ ■
最近は、
男性も育児休業を取得するようですが、
現役の臨床医でしたら、
『私、今日から一年間、』
『育児休業を取得させていただきます。』
『あとの患者さんのことは…』
『よろしくお願いします。』
…なんてことは100%無理です。
■ ■
私が…
一番、奥さんに感謝したのは、
失業した時です。
子ども2人が学費のかかる…
私立大学と私立高校でした。
この時は、
人生で一番困りました。
いつもは文句を言われますが、
黙って協力してくれました。
■ ■
今も、毎日、弁当を作ってくれます。
前の晩と同じおかずでも感謝しています。
弁当箱は洗って帰ります。
ダイヤモンドの指輪は買っていませんが、
感謝して洗って帰ります。
ダイヤモンドの指輪が欲しい女性は、
お医者さんではなく、
社長さんと結婚したらいいかもです。