医学講座
加齢を治す③
この10年の間に…
急激に成長したのがボトックスです。
ボトックス
…という2008年3月6日の院長日記があります。
5年前と比べて…
世界中の販売数量が増えています。
■ ■
日本で多く使われていると思うのが、
韓国製のNeuronoxです。
札幌美容形成外科では使っていませんが、
多くの美容外科で使われています。
理由は価格です。
厚生労働省が認可したボトックスの10分の1以下の価格です。
■ ■
ボトックスが特に有効だと思うのは…
目尻の笑いじわ、
眉間のしわ、
額のしわなどです。
加齢とは関係ありませんが…
咬筋肥大症にも効きます。
■ ■
重度の原発性腋窩多汗症には…
厚生労働省が保険適応を認可しました。
私は正しく使えば…
劇的に効く魔法の薬だと思います。
目尻の笑いじわなど…
顔に使う時に一番大切なのは…
欲張らないことです。
■ ■
表情が無くなってしまうと…
こわい顔になります。
ただ注射すればいいってものではありません。
いかに自然な表情を残して…
しわを自然に減らすかが問題です。
正しい使い方をすればこわい薬ではありません。
■ ■
ウイズ・エイジング
…という考えもあるようです。
どんな老化現象にもそっと寄り添い、生活上の不自由さはなるべく生じないよう知恵を絞る。
たとえ認知症や寝たきりになっても、排泄や食事がなるべく自然に近い状態でできるよう配慮することで、その人らしさを保つ工夫をする。
死の際に、額のシワに言葉にならない高齢者の人生を実感できる。
鳥羽研二(とぱ けんじ)
医師、杏林大教授(高齢医学)
(朝日新聞より引用)
最先端の医学を利用して…
ちょっとしわを少なくするのは…
私は良いことだと考えて美容外科という仕事をしています。