医学講座
肌のはりと傷の目立ちかた
私たち形成外科医にとって…
いかに傷を目立たなくなおすか…?
とても難しいテーマです。
美容外科で縫ったから…
傷が無くなるのではありません。
傷を目立たなくするノウハウは…
美容外科より形成外科です。
キズは残りますか?に書きました。
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子どもさんの手術時期
脂腺母斑の手術時期
頭がやわらかいうちに
…でご紹介したように…
同じ部位の手術をしても…
3~4歳児と…
思春期では傷の目立ち方が違います。
傷の経過
…という2011年10月25日の院長日記に書きました。
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同じように手術をしても、
キズが目立つ人がいます。
一番厄介なのが、
思春期の子供さんです。
一番きれいに治してあげたいのに…
キズが目立ちやすいです。
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部位による差もあります。
ケロイドの好発部位といわれる、
胸の谷間、
お臍の下など、
どんなに丁寧に手術をしても、
キズが目立ちます。
キズが目立ちやすい部位に書いてあります。
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肌のはりは…
大人と子どもで違います。
私のように骨と皮しかないじじいは…
しわしわです。
人にもよりますが…
傷はキレイになおります。
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若い人の肌には張りがあります。
何もつけなくても…
皮膚はぴーんとしています。
手術後にしっかり管理をしないと…
傷が目立ちやすい年齢です。
美容外科の傷が目立たないのは…
目立ちにくい部位を切るからです。
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目立つ部位の傷を目立たなくするには、
まず傷に緊張をかけないことです。
傷が落ち着くまで3ヵ月はかかります。
特に最初の1ヵ月くらいの間は、
傷に緊張をかけないように…
肌色のサージカルテープを貼ります。
最近は目立たないテープも販売されています。
とにかく傷の安静を保つことが大切です。