医学講座
第5回PRP研究会①
2013年11月3日(日)、
大阪で第5回PRP研究会がありました。
第1回は平成21年(2009年)でした。
昨年からまた参加しています。
PRPは多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)の略です。
歯科の先生が最初に使われました。
昨日の会場は大阪歯科大学臨床講堂。
天満橋(てんまばし)駅近くの立派な大学です。
大学病院とは思えない、
ホテルのような病院でした。
■ ■
会長は口腔外科の覚道健治(かくどうけんじ)先生。
病院長をなさっていらっしゃる先生です。
歯科大学の病院です。
会場の建物は、
創立100周年記念館。
明治44年(1911)創立の伝統ある歯科大学です。
■ ■
今回の学会は、
美容外科に直接関係がある発表はありませんでした。
基礎的な研究や、
創傷治療研究に興味がある先生が集まっていました。
美容外科の発表はありませんでしたが、
とても勉強になりました。
■ ■
私が驚いたのは、
獣医さんが参加されていて、
牛や馬の治療に使う研究でした。
牛は産業動物と呼ばれていて、
一頭が病気になっても損害が莫大です。
馬は競走馬です。
生涯に稼ぐ賞金が、
私が一生かかって稼ぐお金の、
何倍もの馬がいるようです。
■ ■
PRPは高価な動物の治療に使われるほど、
将来有望な効果的治療法です。
しっかりと研究を重ねると…
自分の血液から有効な成分だけを効率的に取り出し、
キズも治せるし…
シワや若返りにも使えるようになります。
まだ未知の部分が多い治療法ですが、
将来有望です。
現在一部の美容外科で行われている、
治療法の問題も日本だけではないようです。