医学講座

第20回日本熱傷学会北海道地方会①

 昨日(2013年11月23日土曜日)、
 大浦憲子夫人の告別式の後、
 第20回日本熱傷学会北海道地方会が開催されました。
 今年の学会長は市立札幌病院救急救命センター、
 牧瀬博先生です。
 大浦先生の奥様が、
 半年間の闘病生活を送られた、
 市立札幌病院での学会は感慨深いものがありました。
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 札幌美容形成外科は土曜日は診療しているのですが、
 たまたま熱傷地方会で休診にしていました。
 地方会のおかげで告別式に参列できました。
 第1回日本熱傷学会北海道地方会の時、
 私は市立札幌病院に在籍していました。
 白土瑞江婦長さんが発表してくださり、
 とても嬉しかった記憶があります。
 それから20年目です。
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 軽度の熱傷は形成外科だけでも治せますが、
 重症熱傷を治療するには、
 救命救急の知識と技術が不可欠です。
 市立札幌病院救急部も、
 発足当時は重症熱傷を治療していませんでした。
 形成外科ができて…
 救急と形成で治療しています。
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 救急と形成がチームーワーク良く、
 仲良く治療するのが大切です。
 同じ病院なんだから
 仲良く治療
 あたりまえじゃん。
 本間先生、何言ってんの?
 …と言われそうです。
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 ところが病院が大きくなればなるほど、
 仲良くできないところがあります。
 おれが、
 俺が、
 オレガがダメです。
 優秀と言われる医師ほど、
 俺がおれがの人がいます
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 牧瀬博先生と私は同期です
 牧瀬先生が市立札幌病院理事でずっと偉いです。
 でも偉ぶらない、
 とても優しい先生です。
 牧瀬先生は人の和を作るのが上手です。
 殺伐とした救急医療の現場で、
 実に冷静に人の和を作ります。
 牧瀬先生のお人柄がチームワーク作りに役立っていると思います。

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