医学講座
カルテの保存2013
カルテのことを…
診療録(しんりょうろく)と言います。
しんりょうろくなんて…
めんどくさい言い方はどこの病院でもしません。
法律で保存が義務づけられています。
倒産しても…
亡くなって閉院しても保存です。
■ ■
カルテは医師の財産です。
5年間の法定期限を過ぎても…
保存している先生が多いです。
昔、北大形成外科の研修医だった頃…
沖縄からいらした患者さんのカルテのコピーを
東大病院にお願いしたことがありました。
10年以上前のカルテだったのに…
東大から送っていただきました。
■ ■
さすが東大病院はすごなぁ~
…と感動したことを覚えています。
昔は紙のカルテに手書きでした。
筆跡まで正確に残ります。
きれいに書かれている手術記録を見ると…
術者の性格まで思い浮かぶものです。
■ ■
今は電子カルテです。
心配なのが保存です。
ハードディスクには寿命があります。
個人情報なので…
簡単に預けることもできません。
便利なようでとても不便です。
ある日突然ハードディスククラッシュだけは避けたいです。
“カルテの保存2013”へのコメント
コメントをどうぞ
5年が必須ですか。
同じ症状で同じ病院に行ったのにカルテがもう処分され
先生も変わっていたので同じ薬を処方されなく
治癒に時間がかかったことがありました。
PCは便利ですが、保存が怖いですよね。
PCが調子悪いので
年賀状の住所録を外付けハードに保存したいのですが、
出来なくなっています。
何故かなぁ?
とても不安です。
先生に比べてとてもちっぽけなスケールですみません。
私が医療事務の資格試験を受け実習など受けましたがすべて手書き、電卓計算で薬価本とのにらめっこでした。医師の文字がわからず苦労しました(≧∇≦) 今はほとんど電子化です。申告も保存が義務があるので手書きの私は別として 会社のようにサブパソコンを二台くらいおき主パソコンが壊れた時の対策が必要なんですね。
カルテの保存といえば 父が未破裂脳動脈瘤の手術を某病院でしましたがだいぶ経ってからそこの病院から今現在生存しているか?どんな状態かなど詳しく聞かれたのですが何がの詐欺だと思い適当に答えたら後で私の主治医にお聞きしたら病院で追跡調査をすることがあるので協力してあげてください。と言われたことがあります。いまは近くの病院に転院したのでそういう医師の追跡調査もあるのだと思いました。