医学講座

近藤潤子先生受賞おめでとうございます

 今日は2019年11月7日(木)です。
 札幌の天候は雨です。
 寒いです。
 雨で見えませんが、
 手稲山に初冠雪がありました。
 平年より21日遅く、
 1998年の記録を更新し、
 1876年の統計開始以来、
 最も遅い初冠雪だそうです。
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 今朝の北海道新聞朝刊に、
 うれしい記事が載っていました。
 2019年11月7日、北海道新聞朝刊の記事です。
 近藤元天使大学長にタイの国際賞 道内初
 看護教育の発展に寄与 海外でも助産技術普及に尽力
 天使大学(札幌市東区)の学長、理事長を歴任した同大の近藤潤子教授(88)が、看護や助産の進歩に寄与した人に贈られるタイの国際賞、プリンセス・シーナカリン賞を受賞した。日本人では3人目、道内では初受賞となる。
 同賞は平民出身の看護師で、タイ国王の母となったプリンセス・シーナカリンの生誕100年を記念して2000年に創設。10月7日にバンコクの王宮で授賞式が行われた。
 近藤さんは1931年(昭和6年)、後志管内倶知安町生まれ。林野庁勤務の父の転勤で国後島の小学校や函館、旭川などの高等女学校を経て1950年に天使大の前身に入学した。
 卒業後は付属の天使病院で現場経験を積み、米ボストンカレッジ看護学部に留学。現地の子供リハビリ病院で働きながら最先端の看護学を学んだ。当時の日本の看護師養成は病院付属の専門学校が主で「検温や衛生管理業務などの訓練学校だった」。だが、米国では看護分野を体系的に4年間学び、学位取得が必要という考えが広まっており、「日本で看護師を育てるのもあなたの役目」と看護教育にあたるよう勧められた。
 修士課程を修了後、天使大に戻り病院と大学で看護と助産の指導にあたった。東大大学院に進み母子保健学の博士課程3年に在籍時、乳がんを発症。「あと3、4年の命。研究よりも後輩たちに看護を専門に学ぶ環境をつくりたい」と東京の聖路加国際大教授に就き、国内の看護系大と連携して日本初の大学院開設に尽力。日本看護科学学会と日本助産学会を設立し、初代理事長として学会をけん引するなど、看護学の確立に力を注いだ。
 アフリカで無資格助産師向けの研修を手がけ、指導者として15年間で32回訪問するなど、海外での助産技術の普及にも携わったことも今回の受賞理由に挙げられた。
 1998年に天使大へ戻り、今も年220時間の講義を行う。「医師と看護師は医療の両輪。看護や助産分野の専門性を高め、後輩がこの道を選んで良かったと思える社会にしたい」(内山岳志)

「受賞は思いを同じくする看護の仲間がいてくれたおかげ」と話す近藤さん
(以上、北海道新聞より引用)

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 Wikipediaによると、
 近藤潤子先生は、
 聖路加国際大学名誉教授、
 札幌医科大学名誉教授です。
 札幌医科大学の
 初代保健医療学部学部長です。
 直接お会いしたことはありませんが、
 お名前は存じていました。
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 私の恩師、大浦武彦先生と同じ、
 1931年7月14日(昭和6年)のお生まれです。
 88歳で、
 年間220時間の講義はすごいです。
 1コマ2時間として、
 110コマです。
 私には無理です。
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 北海道新聞に書いてあった、
 医師と看護師は医療の両輪
 …という言葉がいいです。
 私が新米医師だった頃、
 北大病院形成外科外来で、
 何もわからない私に、
 親切に教えてくださったのが、
 天使出身の、
 畑端雅子はたばたまさこさんという看護師さんでした。
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 札幌では、
 天使大学出身の看護師さんは、
 心の天使と呼ばれていて、
 とても心優しい看護師さんが多いという評判です。
 近藤潤子先生の受賞を心からお祝い申し上げます。
 いつまでも看護教育、助産師教育にご尽力ください。
 ありがとうございました。

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