医学講座
働きながら博士(医学)になる
今日は2019年11月10日(日)です。
札幌の天気は晴れです。
11月としてはいい天気で、
それほど寒くもありません。
楽らく自転車通勤でした。
昔のことを思い出しています。
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博士(看護学)への思い
…の続きです。
私が博士(医学)の学位をいただいたのは…
大学院へ進学しないで…
働きながら研究をして…
論文を書いて審査していただき…
合格すると学位記がいただけるという制度でした。
働きながら学ぶ定時制高校のようです。
この論文博士で学位記をいただいた先生が、
市立札幌病院には何人もいました。
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大学に通って、
論文を書いて博士(薬学)
…を取得された薬剤師さんもいらっしゃいました。
優秀な薬剤師さんでした。
私が知っている先生は、
市立札幌病院に在籍中に北大で研究をされ、
その後、北大医学部の教授に就任されました。
とても立派な先生です。
私は論文博士というのは、
いい制度だと思います。
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外科系の臨床医の場合、
大学院で基礎的な研究をしていると、
どうしても手術などの臨床面で同期よりも遅れます。
私たち外科医は、
どれだけ優秀な先輩について、
どれかたくさんの手術をしたか?
…で外科医としての腕が決まります
博士(医学)と医師としての腕はまったく関係ありません。
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ある程度臨床をしていると、
いろいろな疑問が出てきます。
その疑問を確かめるために、
私は解剖学教室で研究をしました。
臨床に通じる研究で、
英文論文を書きました。
働きながら研究をするのは難しいですが、
臨床医にはいいことだと思います。