医学講座
新型コロナ患者引受の条件
今日は2021年1月16日(土)です。
今朝の札幌は強風でした。
気温が上がって道路の雪がとけていました。
こんなシャーベット状の雪道が、
一番歩きにくいです。
長靴でないと靴が濡れてしまいます。
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日本全国で新型コロナの患者数が増えています。
病床がひっぱくしています。
民間病院で、
新型コロナを引き受けに消極的なところもあります。
学長が患者引き受けを拒否した医科大学もありました。
国公立病院は、
大学病院も含めて積極的に引き受けるべきです。
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民間病院は別です。
もし私が民間病院の院長だったら、
ちょっと待ってください
…と言います。
新型コロナ患者を引き受けて、
病院が赤字になったら、
国が面倒をみてくれますか?
…と聞きます。
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現実には、
新型コロナのために、
日本全国の病院や診療所が減収になっています。
患者さんを引き受けたために、
職員や、
職員の家族が差別を受けている病院もあります。
子供さんが保育園から断られた例もあります。
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もし国が民間病院に患者引き受けを要求するなら、
今の制度ではダメです。
病床あたりいくらとかではなく、
赤字は全額国の負担、
高い使い捨ての手袋、
ガウン、
マスク、
寝具、
感染性廃棄物としての処理費用、
すべて国の負担にしてほしいです。
■ ■
手袋、マスク、ガウンなどは、
供給されていても、
価格はコロナ前よりずっと高いです。
すべて国で一括して買い上げて、
コロナ患者がいる病院に、
無償で配布してください。
病院経営者としては、
新型コロナで病院倒産は勘弁してください
…というのが本音です。
66歳の医師としての意見です。