医学講座
第39回日本頭蓋顎顔面外科学会(東京)②
第39回日本頭蓋顎顔面外科学会(東京)
…の続きです。
形成外科は頭から足まで、
全身の皮膚や軟部組織を扱います。
顔だけは骨の手術もします。
とうがいがくがんめん外科の学会なので、
メインは顔や頭の骨です。
■ ■
学会一日目の夕方に、
イブニングセミナー16:20-17:20
「頭部・顔面のメラノーマに対する治療~手術と最新の薬物治療~」
演者 堤田 新 つつみだ あらた先生
(がん研究会有明病院 皮膚腫瘍科・皮膚科 医長)
共催:小野薬品工業株式会社 ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
…を聞きました。
堤田つつみだ先生は北大形成外科の出身です。
学生時代は野球部でした。
■ ■
メラノーマはホクロのがんです。
悪性黒色腫です。
日本ではまれながんです。
専門用語で希少きしょうがんと言います。
堤田 新先生は、
メラノーマ治療の最高権威になりました。
もし私がメラノーマになったら、
堤田先生に手術をお願いします。
■ ■
堤田先生の講演で勉強したことです。
悪性黒色腫は生検が禁忌とされてきました。
顔のメラノーマで診断がつかない時は、
部分生検もOKだそうです。
今までは生検は禁忌でした。
生検で確定診断をつけて分子生物学な検査もします。
■ ■
腫瘍を切除する時は、
できるだけリンパ管も連続的に切除するのだそうです。
そうするとリンパ管の中にあるがん細胞を除去できます。
センチネルリンパ節を見つけるために注入した、
青い色素に沿ってリンパ管を切除するのが、
コツです。
専門的なことで申し訳ありません。
同業の先生へのメッセージです。