医学講座
タクシー運転手2千人離職
今日は2021年11月24日(水)です。
とても寒いです。
最高気温は3℃
最低気温は0℃です。
自転車で通勤してきましたが、
真冬のダウンに真冬の手袋でも、
とても寒かったです。
今年は今日が最後かなぁ~と思いました。
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2021年11月24日、北海道新聞朝刊の記事です。
タクシー運転手、足りぬ雇えぬ 高齢化とコロナ禍で2千人離職
新型コロナウイルスの感染が拡大した道内で、タクシー運転手の不足に拍車がかかっている。高齢ドライバーの退職が増えているのに加え、利用客の激減と車内での感染を懸念し、コロナ禍前からの約1年半で2千人余りが離職した。新規採用も低調で、収束後の需要回復に対応できない恐れも出ている。
「生活のため転職せざるを得なかった」。札幌市北区の女性(50)は昨年4月、8年間勤めたタクシー会社を辞めた。観光客や会社役員らを専門に送迎していたが、コロナ禍で客足が落ち、月収は約10万円減った。高校生を育てる母子家庭。売り上げの回復は見通せず、今はダンプカー運転手として別のハンドルを握る。
■「毎日感染の恐怖」
北海道ハイヤー協会によると、道内のタクシー運転手の数は10月1日時点で1万3787人。道が独自に緊急事態宣言を出した昨年2月から数えると、定年退職を含めて2053人減った。このうち感染が広がった札幌圏(札幌、江別、石狩、北広島の4市)が約千人と半数を占めた。
道内の減少幅は、統計のある2017年2月~2020年2月の年平均では約800人だったのに対し、2020年2月~2021年2月の1年間で見ると約1300人で、ペースが加速している。
タクシー運転手はここ数年、就労人数の多い60代が退職期を迎えている。乗客からの感染で重症化する恐れもあり、昨年5月に退職した札幌市清田区の林満さん(72)は「毎日が感染の恐怖だった。乗せる客がいないストレスも募った」と明かす。コロナ前と比べ、乗客が4割減った函館市のタクシー会社では、減収して退職した高齢ドライバーから「もう年金暮らしでいい」と諦めの声が出たという。
■十数台稼働できず
大半の運転手の賃金は、利用客が多いほど稼げる歩合制。札幌では感染が落ち着きを見せ、繁華街の人出は戻りつつあるが、同市東区のタクシー会社では利用が多い週末、十数台を稼働できずにいる。担当者は「稼げるのに運転手がいなくて車が出せない」とため息を漏らす。
感染の「第6波」を見越してか、人材難は深刻さを増し、旭川市のタクシー会社幹部も「新規採用はほぼない」と明かす。札幌のタクシー会社は苦肉の策として、新人ドライバーの入社1年間を固定給にしたが、採用につながっていない。別の会社では企業説明会に参加した9月の来訪者が、2日間でわずか3人だった。
コロナ後に観光需要が回復すれば、利用の足に影響が出かねない。北海道ハイヤー協会は「業界への就職が少ない若者や女性など幅広い世代へのアプローチが必要になる」としている。(矢野伶奈、佐藤海晟、広田まさの)
(以上、北海道新聞より引用)
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心配していました。
タクシーの空車が目立っています。
観光バスもみかけません。
道新に出ていた、
札幌市北区の女性が、
8年間勤めたタクシー会社を辞め、
今はダンプカー運転手として別のハンドルを握る
大変なことだと思います。
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地下鉄が止まったり、
JRが止まると、
頼りになるのがタクシーです。
高齢者になって、
運転免許証を返上した人も、
タクシーが頼りです。
コロナで大変な業種の運輸関係の会社を、
国がもっと応援してほしいです。