医学講座
形成外科42年のあゆみ⑪
形成外科42年のあゆみの続きです。
私の68年の人生で、
形成外科医が42年です。
医師免許証さえ取得してしまえば、
形成外科医になろうと思えばなれます。
68年の人生で一番大変だったのが、
医学部合格でした。
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医学部合格への道
医学部合格への道②
2009年に書いた院長日記です。
私が長々と中学や高校のことを書くのは、
医学部に入るのが、
いかに大変だったかを書き残すためです。
私が好きな決して諦めてはいけないは、
旺文社の大学受験ラジオ講座で覚えました。
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高校2年生から、
私はSTVラジオで早朝に放送されていた、
旺文社の大学受験ラジオ講座を聞きました。
テープレコーダーにタイマーで録音していました。
高校2年生には難しい内容もありましたが、
とてもいい先生がいらっしゃいました。
忘れられないのが勝浦捨造先生です。
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勝浦捨造先生は東北大学助教授から、
代々木ゼミナールの副校長になられました。
一度もお会いしたことはありませんが、
50年たっても先生の関西のアクセントがある声を覚えています。
『いいですか、どんな難問でも、同じ問題を13回解いてごらんなさい。
必ずできるようになります』
…と言われたお言葉は忘れられません。
修学旅行でいっしょに病院に行ってくれた安田くんも、
勝浦先生のファンでした。
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勉強は孤独です。
自宅に引きこもっていると
自分を見失う恐れがあります。
朝、早くから夜遅くまで、
全員が勉強をしている環境にいると、
自然と勉強するようになります。
成績を向上させるコツとポイントは、
よい先生や参考書を見つけることです。
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私は回転寿司に行くと、
隣の人が注文した美味しそうなネタを、
注意深く見ています。
そうすると、
美味しいネタがわかります。
受験勉強も同じです。
予備校の自習室などを利用すると、
成績がよい人がどんな勉強をしているかわかります。
友だちになって、
話しをするのもよい方法です。
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高校生向けの予備校の授業は、
先生がよければ成績UPにつながります。
進学校と呼ばれる学校でも、
科目によって先生を選ぶことはできません。
予備校の授業は、
先生を選択して受けることができます。
私は化学の授業で自分の医進クラスではなく、
他クラスの授業を聴きに行きました。
その橋本先生は北大理学部の大学院生でしたが、
とても明快な授業でした。
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高校2年生になって、
勉強の方法が少しずつわかってきました。
ただひたすらがむしゃらに覚えようとしてもダメです。
いい先生に
いい方法を
上手に教えてもらうことです。
私はラジオ講座で勉強しましたが、
今はネットもYouTubeもあります。
効率よく勉強することで、
医学部合格への道が開けます。