医学講座
形成外科42年のあゆみ⑩
成績が低迷していた私は16歳になりました。
高校2年生はクラス替があり、
2年5組になりました。
担任は齋藤佳彦先生でした。
専門は柔道です。
私は体育は苦手でしたが、
礼儀正しい柔道は好きでした。
■ ■
札幌西高校では、
男子は柔道か剣道を選択できました。
私は柔道を選択し、
担任の齋藤佳彦先生から柔道を学びました。
強くはなれませんでしたが、
柔道の技と礼儀作法を学びました。
齋藤先生は柔道整復師の資格もお持ちでした。
■ ■
齋藤先生は私と同じ、
西区八軒はちけんに住んでいらっしゃいました。
ガッツ! パブリカと呼ばれていた、
トヨタのパブリカで通勤していらっしゃいました。
私のことを、
本間元気か?
…とよく気にかけてくれました。
私は齋藤先生が好きでした。
■ ■
高校2年生になると友人も増えました。
本間、新聞を読めと、
同級生の高橋新一くんに言われました。
高橋くんは国語が優秀でした。
彼は大学卒業後に北海道放送に就職しました。
高校2年生から、
私は旺文社の大学受験ラジオ講座を聞きました。
私はラジオ講座で少しずつ勉強ができるようになりました。
■ ■
毎日、あぁ~~!
今日もまた寝ちゃった!
ここまでやろうと思ったのに…
あぁ~~!
また同じ問題を間違った!
これで3回目だ。
あぁ~~!
また同じ単語の意味を忘れた!
前回、辞書を引いたのは、
つい一週間前だ。
(私は辞書の単語に日付をつけて、
何回、同じ単語を引いたか記録していました)
■ ■
こんな毎日でしたが、
少しずつ成績がUPしてきました。
落ち込んでいた私を、
本間元気か?
…と気にかけてくれた齋藤佳彦先生のおかげです。
高校2年生の秋に修学旅行があり、
私たちは青函連絡船とJRの夜行列車で、
京都と奈良、東京に行きました。
健康不良児だった私は、
修学旅行で熱を出して、
東京で病院に行きました。
いっしょに行ってくれた安田くんには今でも感謝しています。