医学講座
皮膚血流2023
昨日の院長日記、高校卒後50年。
考えました。
形成外科医になってから43年です。
25歳から68歳になりました。
自分には形成外科医が合っていると思います。
形成外科が好きです。
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43年やってても形成外科手術は難しいです
手術ロボットには無理です。
形成外科分野で一番進歩したのは、
私はフィブラストスプレーだと思います。
キズをきれいに治すには、
皮膚血流がいいことが条件です。
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やけどが治らないのは、
皮膚の深くまで熱が作用して、
焼けてしまったからです。
子供さんのやけどを治してあげようと、
一生懸命に治療をしても、
あとが残ることがよくありました。
手術が必要になることもありました。
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フィブラストスプレーが誕生して、
昔は手術が必要だった子供さんのやけどが、
きれいに治るようになりました。
ガラケーから最新のスマホに進歩したくらいの変化です。
形成外科医が大切にするのが、
いかに皮膚血流を障害しないように、
丁寧に縫合するか?です。
プロスタンディン軟膏も皮膚血流をよくします。
これからも皮膚血流がよくなる薬剤が開発されることを願っています。