医学講座
先生を出身大学で選ばない
今日は2023年2月6日(月)です。
札幌はいいお天気です。
昨日の院長日記わきが手術【東京】の続きです。
他の科のことはわかりませんが、
形成外科や美容外科に関して言うと、
偏差値が高い大学を卒業した先生が、
必ずしもいい先生とは限りません。
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私はいい先生ではありません。
でも、自分を信頼して受診してくださった方には、
自分ができる一番いい手術をしてきました。
今も昔も同じです。
クレームをいただくこともあります。
私は神様ではないので、
すべての患者さんに満足していただくのは、
とても難しいことです。
■ ■
私が知っている優秀な美容外科医には、
いわゆる有名大学の卒業ではない先生がたくさんいます。
私自身も札幌医大の卒業生です。
国公立大学の中では偏差値が低い方です。
私が札幌医大に入学した1979年は、
札幌医大が医師国家試験合格率全国最低になりました。
国家試験の出題傾向が変わったという情報が、
北海道まで届かなかったのが原因と言われています。
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有名大学を卒業した先生は、
たまたま18歳の時に成績がよかっただけです。
その人の人間性とは関係ありません。
以前にも書いたことです。
中学や高校の同級生を思い出してください。
有名大学に行った○○君
頭は良かったけどぉ~
変わってたなぁ~
クラスの行事には参加しなかったなぁ~
掃除当番もさぼってたなぁ~
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有名大学を卒業した形成外科専門医にも、
いろいろな先生がいます。
私大医学部だから、
悪いお医者さんではありません。
美容外科医には、
私大医学部卒のいい先生がたくさんいます。
クリニックや先生を選ぶ基準に、
出身大学を入れないことをおすすめします。