医学講座
第68回日本形成外科学会【東京】③
今日は2025年4月18日(金)です。
第68回日本形成外科学会が終了しました。
3日間ともいいお天気でした。
これから札幌に戻るところです。
昨日、学会2日目に、
教育講演5
急増する劇症型溶血性レンサ球菌感染症
菊池 賢 先生(東京女子医科大学 感染症科)
…をお聞きしました。
■ ■
劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、
人喰いバクテリアと呼ばれる怖い病気です。
劇症型溶連菌感染症は、
あっという間に感染が拡大してしまいます。
死亡率が高い病気です。
救命救急センターに搬送され、
私たち形成外科医が呼ばれることがあります。
■ ■
第83回日本形成外科学会北海道地方会①で報告された患者さんは、
救命のため上腕で切断されました。
亡くなってしまうこともあります。
菊池賢先生のご講演で、
コロナ禍が終わり世界的にこの劇症型溶血性レンサ球菌感染症が増えていることを知りました。
足に水虫がある患者さんが、
ちょっとした打撲がきっかけで感染することがあるそうです。
ペニシリンABPCがとてもよく効くと教えていただきました。
この感染症が増えていることを知っただけでも、
学会に参加してよかったです。