医学講座

再手術リオペ

 再手術の手術代
 2019年12月5日の院長日記です。
 再手術のことを、
 業界用語でリオペと言います。
 英語のre-operationの略ですが、
 リオペと言って通じるかどうかはわかりません。
      ■         ■
 形成外科や美容外科に限らず、
 再手術や再々手術はあります。
 今の日本の保険医療制度では、
 再手術にも料金がかかります。
 再手術になったのは、
 先生のせいだから、、、
 (お金は)
 払いません!

 …となるとリスクがある手術は誰もやらなくなります
      ■         ■
 再手術になって困るのは患者さん本人ですが、
 何時間もかけて手術をした術者も、
 正直なところ困ります。
 とても疲れます。
 指の再接着手術は、
 とても細い血管を吻合します。
 損傷が強いと、
 吻合する静脈が見つからないこともあります。
      ■         ■
 一本でも多く指を残したいと、
 何時間もかけて手術をすることがあります。
 条件が良い指はつながりますが、
 条件が悪いと壊死になることもあります。
 再手術の代金が無料で、
 永久保証だったら、
 条件が悪い指の再接着手術は誰も引き受けなくなります。
      ■         ■
 苦労して再接着の手術をしたのに、
 患者さんがタバコを吸って、
 血流が悪くなって、
 指が壊死になることもあります。
 手術をした外科医はとても残念な思いになります。 
 リオペは外科医にとっても嫌なものです、
 再手術になるリスクがあっても難しい手術に挑戦できるのは、
 再手術の料金も健康保険で認められているからです。

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再手術の手術代

 昨日の院長日記、
 形成外科医としての後悔に、
 さくらんぼさんから、
 コメントをいただきました
 再手術は患者にとり嫌なことです。
 そういった時は2回目も手術代を払うのでしょうか?

 申し訳ございません。
 再手術の手術代は払っていただきます。
      ■         ■
 再手術になったんだから、
 手術代は先生が払ってちょうだい!
 かならずよくなるって言ったでしょ!

 ごもっともな疑問です。
 今の日本の医療制度では、
 再手術になっても手術代はかかります。
 健康保険の決まりです。
 むやみに無料で施術をすると罰せられます。
      ■         ■
 薄利多売」の歯科無料診療 
 2009年1月10日の院長日記です。
 札幌市内の歯科医院が、
 患者さんの自己負担を無料にして、
 薄利多売をしていたので、
 厚生労働省、北海道厚生局から
 健康保険法違反で指導を受けました。
      ■         ■
 医療者側に大きな過失があって、
 再手術になった場合は、
 医師賠償責任保険で、
 保険金が支払われる場合があります。
 保険金を払うかどうかを決めるのは、
 損害保険会社です。
 医師が勝手に、
 申し訳ございません。
 無料で再手術をします
 
 …と言うことはできません。
      ■         ■
 美容外科の広告によくある、
 保証付は、
 信用しないでください。
 私のところには、
 保証付で手術を受けたのに、
 不満足な結果だったという患者さんが受診されます。
 二度と行きたくないという声を
 よくお聞きします。

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形成外科医としての後悔

 昨日の院長日記、
 後悔などあろうはずがありません
 …の続きです。
 正直に申し上げると、
 後悔はたくさんあります。
 私が30歳の頃は、
 植皮術が今より多かった記憶があります。
      ■         ■
 植皮ほど難しいものはないと思います
 今でも100%完全に生着させるのは、
 至難のわざです。
 特に下腿に移植するのが難しいです。
 血流の問題や、
 固定の問題です。
 私が手術をした患者さんの植皮が生着しませんでした。
      ■         ■
 せっかく手術をしたのに、
 手術のやり直しです。
 とてもがっかりしていました。
 函館中央病院形成外科病棟の
 藤井順子婦長さんにはげましてもらいました

 再手術を承諾していただき、
 何倍も緊張して手術をしました。
 手術後の管理もしっかりしました。
 幸いなことに再手術は成功しました。
 当時のことは今でもよく覚えています。
      ■         ■
 札幌医大をクビになった時は、
 大学に未練はありませんでした
 一番心配だったのが、
 手術後の経過が思わしくなかった患者さんでした。
 私を信頼して手術を受けてくださったのに、
 突然、いなくなってしまい、
 今でも申し訳ありませんという気持ちです
 マイクロサージャリーの手術後の患者さんでした。
 私の残りの人生は後悔のないように生きるつもりです。

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後悔などあろうはずがありません

 今日は2019年12月3日(火)です。
 今年の流行語大賞が発表されました。
 私の印象に残っているのが、
 イチロー選手の、 
 後悔などあろうはずがありませんです。
 かっこいい言葉だなぁ~
 私なんか、
 後悔ばかりの人生です。
      ■         ■
 2019年12月3日(火)のYahoo!ニュースです。
 イチロー氏 引退会見での名言
 「後悔などあろうはずがありません」に選考委員特別賞
 年末恒例の「2019ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)の発表・表彰式が2日、都内で行われ、日米の野球史に数々の記録を残したイチロー氏(46=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)の「後悔などあろうはずがありません」が選考委員特別賞に選ばれた。イチロー氏はこの日、欠席した。
 イチロー氏は3月21日午後11時56分に始まった引退会見で「後悔はあるか?」と問われ、「今日の球場でのあの出来事…あんなものを見せられたら後悔などあろうはずがありません」と答えた。
 現役ラスト試合は同日夜に東京ドームで行われた開幕シリーズ第2戦のアスレチックス戦。「9番・右翼」で先発出場した。昨年4月22日レンジャーズ戦以来333日ぶりの安打に期待が集まったが快音は聞かれず、4打数無安打。8回裏の守備から退いた。スタンドのファンから「お疲れ様でした!」などの声が飛ぶ中、帽子を取って歓声に応え、ベンチに下がった後も「イチローコール」は鳴り止まなかった。
 日本での9年間に加え、米国で19年目に突入したところでの引退宣言。選考委員側は記者会見を振り返り、「夜中でありながら多くの記者を集め、83分間にわたって行われた。記者からの質問にイチローらしく、自分の言葉で丁寧に答える姿は、野球界だけではなく、国民に多くの感動を与えた」と指摘。
 その上で「選考委員は、日本語として研ぎ澄まされた話の上手な人が、あえて文語めいた言葉で返したこの表現に対し、特別賞を授与することを決めた」としている。
 令和最初の年間大賞には、「ONE TEAM」が選ばれ、ラグビー日本代表チームが受賞。
 トップテンには「計画運休」「軽減税率」「スマイリングシンデレラ/しぶこ」「タピる」「#KuToo」「○○ペイ」「免許返納」「闇営業」「令和」も選ばれた。50音順で、順位はつけていない。

(以上、Yahoo!ニュース・スポニチアネックスより引用)

      ■         ■
 私の人生には後悔がたくさんあります。
 子供が小さい頃に、
 自分はあまり遊んであげなかった。
 人生で一番かわいい時期の子供を、
 あまり抱っこしなかった。
 (私が帰宅すると寝ていました)
 もっと子供と遊ぶ時間を作ればよかった。
      ■         ■
 私は典型的は昭和世代です。
 仕事を優先していました。
 形成外科を選んだことや、
 大学を首になったことは後悔していません。
 私が形成外科を引退する時に、
 (形成外科を選んで)
 後悔などあろうはずがありません
 …と言えるようにしたいです。

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東京五輪マラソン終盤4日間で調整

 今日は2019年12月2日(月)です。
 今年は12月30日(月)まで診療をします。
 あと4週間です。
 うちの奥さんから倒産するんじゃない?
 …と心配されましたが、
 おかげ様で回復しました。
 年末の手術予約はほぼ埋まっています。
 ありがたいことです。
      ■         ■
 今年は想定外のこともありました。
 札幌には関係ないと思っていた、
 Tokyo2020が、
 思わぬところからマラソンが札幌開催になりました
 棚ボタの札幌開催に、
 反対する人もいます。
 私は、せっかくの機会だから、
 札幌市民としてできるだけのことをしたいと思っています。
      ■         ■
 2019年12月1日、昨日の北海道新聞朝刊の記事です。
 札幌開催、終盤4日間で調整 東京五輪 マラソン2周案有力
 札幌で開催される2020年東京五輪のマラソンと競歩の日程について、大会終盤の4日間に集中開催する方向で関係機関が最終調整に入ったことが30日、分かった。マラソンの男子は従来の計画通り大会最終日の8月9日に実施し、女子を8月2日から8日に遅らせる。競歩の男女3種目を6、7日に分けて行う案で決着を目指す。複数の大会関係者が明らかにした。
 マラソンのコースは、北海道マラソンをベースに、大通公園発着で道庁赤れんが庁舎や北大キャンパスを含む市中心部を2周する組織委案で調整中。世界陸連は運営効率の高さから、よりコンパクトなコース6周案を主張しているが、大会後にハーフマラソンのコースとしても活用できる組織委案が有力となっている。
 競歩は8月6日朝に男子20キロ、7日朝に男子50キロ、夕方に女子20キロを行う案や、6日に男子と女子の20キロ、7日に男子50キロを行う案が検討されている。マラソンのスタートは午前7時とする案が浮上している。
 組織委は計5種目を従来通り、7月31日から8月9日までの5日間で行いたい考えだったが、世界陸連などが大会関係者の効率的な配置や移動の負担などを考慮し、集中開催を希望。国際オリンピック委員会(IOC)も含めて協議が続いている。組織委は発着点を承認する12月4日のIOC理事会までにコースや日程の方向性の確定を目指す。

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 私は8月6日(木)から8月9日(日)までの4日間の案に賛成です。
 道路を通行止めにする必要があります。
 都市間バスも路線バスも運行できません。
 札幌市の路面電車も折り返し運転です。
 通行止めの看板も、
 一度設置すればいいだけです。
 8月6日から9日まで、
 台風が来ないことを祈っています。

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二重・眼瞼下垂

手術後9年です

 今日は2019年12月1日(日)です。
 今年もとうとう残り一ヵ月です。
 10月に消費税増税がありました。
 札幌美容形成外科は価格据置にしましたが、
 2019年10月の売上は大きく落ち込みました。
 うちの奥さんからは、
 倒産するんじゃないの?
 …と言われましたが、
 11月以降は回復しました。
      ■         ■
 昨年は大きな地震がありましたが、
 今年は今のところ大丈夫です。
 山形のさくらんぼさんのところも、
 台風被害を受けずに済みました。
 一方で長野県では大きな被害が出て、
 新幹線が廃車になりました
 千葉県でも大きな被害が出ました。
 被災地の方にお見舞い申し上げます。
      ■         ■
 毎年12月1日は私の手術記念日です。
 今日の患者さんから教えてもらい、
 はっと思い出しました。
 もう少しで忘れるところでした。
 大竹尚之先生に手術をしていただき
 とても快適な目になりました。
 65歳でも元気で手術ができるのは、
 大竹先生のおかげです。
      ■         ■
 下の写真が9年間の変化です。
 白髪が増えました。
 裁判の時には厳しい顔をしています。
 今年の顔は、
 65歳になっても、
 仕事ができてありがたいなぁ~
 …と思っている顔です。
201011302228

56歳_手術前夜

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手術翌日朝

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手術翌日夜(札幌)

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手術6日後

手術6年後

65歳_手術9年後

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医学講座

人生100年時代。更年期世代の健康を考える。~エクオールの可能性~

 今日は2019年11月30日(土)です。
 昨夜、札幌に帰ってきました。
 札幌は真冬の雪景色になっていました。
 新千歳空港で飛行機から出た瞬間から、
 寒い
 …と思わず身が引き締まる思いでした。
 夏は天然のエアコンですが、
 冬は寒い冷蔵倉庫のようです。
      ■         ■
 20年ぶりに参加した日本マイクロサージャリー学会
 美容に役立ちそうな講演をお聞きしました。
 人生100年時代更年期世代の健康を考える
 ~エクオールの可能性~
 聖路加国際病院形成外科、松井瑞子

 松井瑞子先生は、
 私の主治医、大竹尚之先生の後で聖路加国際病院形成外科部長に就任されました。
 私の手術の時にも聖路加にいらっしゃいました。
      ■         ■
 タイトルの人生100年時代と、
 松井先生が講師だったので、
 エクオールのランチョンセミナーを聴きました。
 大豆を多く摂取する日本人女性は、
 米国人女性と比較して人口あたりの乳がん発生が少ないそうです。
 腸内細菌の作用で大豆から、
 イソフラボンという物質が合成される人がいます。
 (合成できない人もいます)
 幼児期からの食物摂取や各人の腸内細菌によります。
      ■         ■
 更年期障害に悩む女性が、
 イソフラボンを含む健康栄養食品を摂取すると、
 のぼせ
 こり
 …が改善したという報告があります。

 私たち医師が当直先などで参考にする、
 今日の治療指針という本に、
 エクエル(2.5mg)1回2錠、一日2回、朝夕食後、
 【栄養補助食品】

 …という記載があることを教えていただきました。
      ■         ■
 エクエルは栄養補助食品なので、
 ネットでも買えます。
 大塚製薬の関連会社のHPからも、
 AMAZONでも買えます。
 1ヵ月約4,000円です。
 安くはないですが、
 お肌にも健康にもいいそうです。
 予算的に厳しければ、
 大豆食品の納豆やお豆腐・豆乳を摂取してください。

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第46回日本マイクロサージャリー学会(東京)③

 20年ぶりの日本マイクロサージャリー学会には感慨深いものがあります。
 私は切断指再接着は専門ではありません。
 北海道で初めて切断指再接着を受けたのが、
 私の中学校の同級生でした。
 1974年3月でした。
 45年前ですが今でもよく覚えています。
      ■         ■
 北海道で最初の成功例は、
 1974年、
 北海道大学整形外科の薄井正道先生でした。
 1974年3月(昭和49年3月)でした。
 当時、私は一浪の末に、
 札幌医大から合格通知をいただいていました。
 ようやく試験勉強から開放され、
 毎日、ぼ~っとしていました。
      ■         ■
 夕刊の記事だったと思います。
 『せっちゃん、指くっついた!』
 という見出しで、
 写真入りの記事が掲載されました。
 何気なく、読んでいると…
 その記事に載っていたのは、
 私の夕張市立鹿島中学校の同級生でした。
      ■         ■
 間違いなく、
 鹿島中学3年A組で、
 渡辺煕わたなべひろし先生のクラスで、
 同級生だった、杉本さんでした。
 新聞記事を見た第一印象。
 『キレイになったなぁ!』
      ■         ■
 私が大夕張で同級生だったのは、
 15歳の時でした。
 面倒見のよい、明るい子でした。
 目がパッチリと大きかった印象があります。
 それから4年が経過していました。
 私19歳、彼女も19歳です。
 同じ班だったこともあり、
 中学校ではよく話していました。
      ■         ■
 彼女は、南大夕張の木工場で作業中、
 誤って指を切断してしまいました。
 南大夕張から、北大まで搬送され、
 薄井正道先生に手術を受けました。 
 切断された、
 おや指の血管と神経をつないで、
 再接着術に成功しました。
      ■         ■
 札幌医大に合格したばかりで、
 私には何の医学的知識もありませんでした。
 新聞に掲載されていた彼女を見て
 ただただ驚きました。
 笑顔で『先生ありがとう!』と言っているのは
 4年前に同じクラスで勉強していた子でした。
 すごいなぁ。
 痛かっただろうなぁ。
 そんな思いが頭をめぐりました。
      ■         ■
 お見舞いに行こうかなぁ?
 一人では行きにくいなぁ…
 シャイな私は、友人に頼んで、
 一緒に北大病院まで行ってもらいました。
 北大病院の整形外科病棟まで行きました。
 病棟の看護婦さんに、
 『あのぅ~、指の杉本さんのお見舞いに…』
 と言ったところ、
 『あっ、今、回診中だから、待ってて!』
 と言われました。
      ■         ■
 『あっ、それじゃこれ渡してください。』
 …と 持って行った、お菓子を置いて、
 シャイな私は逃げるように帰ってきました。
 看護婦さんが、
 『ちょっと待っててくれればいいのに…』
 『きっと残念がるゎ…』
 と言われたのを覚えています。
 新聞に出ていた杉本さんが、
 とてもキレイになっていたので、
 私は会うのが恥ずかしかったのです。
      ■         ■
 その後、45年が経過しました。
 私は杉本さんにお会いしたことがありません。
 医師になってから、
 薄井先生に、話したことがあります。
 先生もよく覚えていらして、
 『あぁ、せっちゃんいい子だった。』
 『確か、天理市へ行かれてその後診ていない…』
 というようなことを話した記憶があります。

      ■         ■
 山形大学医学部整形外科にいらした、
 故荻野利彦教授は薄井正道先生と同じ北大整形外科の上肢班でした。
 山形大学整形外科は、
 一度に多数の指の再接着に成功し、
 TVや新聞で報道されたこともありました。
 荻野先生のおかげで、
 私はさくらんぼさんと知り合うことができました。
 日本マイクロサージャリー学会で切断指の発表を聞いて、
 私の同級生のことを感慨深く思い出していました。

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医学講座

第46回日本マイクロサージャリー学会(東京)②

 第46回日本マイクロサージャリー学会
 私が日本マイクロサージャリー学会に出席するのは、
 20年ぶりくらいです。
 今朝の櫻井教授のご挨拶で、
 東京で開催されるのが20年ぶりと伺いました。
 懐かしい整形外科の先生のお顔と名前を思い出していました。
 マイクロサージャリー学会に参加する先生たちは、
 超真面目な先生たちばかりです。
      ■         ■
 今朝の新時代シンポジウムで、
 新しい手術用顕微鏡システムを見ました。
 今までの手術用顕微鏡は、
 双眼鏡のように直接目で見る画像です。
 日本のオリンパスとソニーが開発した、
 新しい機器は、
 高精度の4K画像を、
 特殊なメガネをかけて3Dスリーディーで見ます。
 実にきれいに見えました。
      ■         ■
 私が昔やっていた、
 血管吻合けっかんふんごうが、
 とてもきれいな映像で見えました。
 日本の技術はすごいです。
 将来は、
 TVモニターを見ながら、
 眼瞼下垂症手術をやるのかなぁ~?
 …と思っていました。
 時代は確実に進歩しています。
 ただ新しい顕微鏡システムはとても高価で、
 今の顕微鏡の倍以上するらしいです。 

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第46回日本マイクロサージャリー学会(東京)①

 今日は2019年11月27日(水)です。
 明日から第46回日本マイクロサージャリー学会が開催されるので、
 午後の飛行機で上京しました。
 先ほど着きました。
 東京は暖かいです。
 マイクロサージャリーは、
 手術用顕微鏡を使って、
 微細な手術を行う技術です。
      ■         ■
 私は1990年の第17回日本マイクロサージャリー学会で、
 マイクロサージャリー講習会に参加しました。
 山口県宇部市で、
 オーストラリアからいらした、
 モリソン教授の実験助手の女性から、
 マイクロの手技を教えていただきました。
  山口大学の土井一輝先生が会長の時でした。
      ■         ■
 宇部市のカッタくんというペリカンを覚えています。
 講習会の時に英語で、
 Switch your hands.
 …と丁寧に血管吻合を教えていただきました。
 今でもよく覚えています。
 今は顕微鏡で血管吻合をすることはありませんが、
 65歳になっても顕微鏡を使うとよく見えます。
 今年の学会長は、
 私が尊敬する、
 東京女子医科大学形成外科教授の櫻井裕之先生です。
 学会のテーマは、
 マイクロ新時代です。
 2日間しっかり勉強をします。

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