医学講座

北海道経済大打撃2020

 今日は2020年3月8日(月)です。
 先週の院長日記、
 北海道経済への影響の続きです。
 札幌市内から人がいなくなりました。
 外国人だけではなく、
 日本人もいません。
 果物店のご主人は、
 45年商売をしているけど、
 こんなのははじめて
と嘆いています。
      ■         ■
 MSNニュースに出ていた、
 北海道文化放送の内容です。
 運転手絶句こんなに早く決断されるとは
 観光バス会社”ほぼ全員解雇
 …新型コロナ 入国規制が追い打ち
 中国・韓国との減便に続き、実質的な入国制限が始まるなか、道内のバス業界が激震に見舞われいます。既に廃業を検討したり 運転手を解雇したりする動きが相次いでいます。
 解雇された運転手:「こんなに早く解雇という決断になると思わなかった。このままではまずい状態になるだろうと想像はつきましたけど」
 札幌の観光バス会社に勤めていた50代の男性運転手です。
 正社員として数年間勤めた会社を、先月解雇されました。理由は観光客の減少です。
 中国からのツアーが軒並みキャンセルとなり、経営が厳しくなったと説明を受けました。
 解雇された運転手:「年齢的にも再就職できるのか、この状況がいつまで続いてこの業界に戻って来れるのか、全く今の段階では想像がつかないですね。どうしたらいいのかというのが正直なところですね」
 道内に観光バス会社は250社ほどあります。
 道バス協会によりますと、各社とも新型コロナの影響が深刻化していて、日高の浦河町では先月、「廃業」を決めた会社もあったということです。
 国は、新型コロナで経営悪化した企業に対し、雇用調整助成金などで支援に乗り出していますが、既に各社とも経営は「火の車」だといいます。
 観光バス会社 担当者:「ほぼ全従業員で、24、25人いるところ22~23人解雇という形で、(社長の)苦渋の決断だったと思う」
 こう話すのは、札幌市内のある観光バス会社の担当者です。観光客の減少で経営が急速に悪化し先月、運転手を含むほとんどの正社員が解雇されました。新型コロナが終息すれば事業を再開したいとしていますが、見通しは全く立っていません。
 観光バス会社 担当者:「お客様が戻って来てくれるまでの間をどのように(会社を)維持していくか、見通しは立っていない。これからなんだろうなと思う」
 北海道文化放送 2020/03/06 21:39
(以上、MSNニュースより引用)

      ■         ■
 ついこの間まで、
 バスの運転手さんはひっぱりだこでした。
 路線バスには、
 かならず乗務員募集
 運転手募集

 …が大きくついていました。
      ■         ■
 観光客がいなくなり、
 日本人のお客さんもいなくなりました。
 すすきのも閑古鳥です。
 ほんとうに大変なことになっています。
 解決策はただ一つ、
 新型コロナウイルスの治療法を見つけることです
 私は必ず見つかると思っています。
 今は自分が感染者にならないように、
 他人に感染させないようにすることが大切です。

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エクモという救世主

 今日は2020年3月8日(日)です。
 新型コロナウイルスの影響で、
 日本中が大変なことになっています。
 世界中で感染者数が増えています。
 残念なことですが、
 私は感染者数がもっと増えると予想しています。
 自分もいつ感染するかわかりません。
      ■         ■
 65歳の高齢者だから、
 感染すると危ないです。
 でも、、、
 そんなに恐れていません。
 日本は感染者数の割に、
 死者数が少ないと思います。
 日本は医療技術が進歩しているからです。
 救命救急センターには、
 素晴らしい装置がたくさんあります。
      ■         ■
 その一つが、
 ECMOエクモ
 extracorporeal membrane oxygenation
 体外式膜型人工肺
です。
 第26回日本熱傷学会北海道地方会①で、
 肺実質型気道熱傷による呼吸不全に対し体外式膜型人工肺(V-V ECMO)導入で救命できた1例
 市立札幌病院救命救急センターの
 桜井圭祐先生からご発表がありました。
      ■         ■
 ECMOを扱える施設は限られています。
 扱える先生も限られています。
 人工呼吸器でもダメだったら、
 エクモがあります。
 まだ新型コロナウイルスの特効薬はありません。
 私は必ず治療薬が見つかると思います。
 世界各国で協力して治療法を見つける時です。
 私は日本の医療技術を信じています。

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韓国と協力して対策を考えてください

 今日は2020年3月7日(土)です。
 日本と韓国の関係が、
 また悪化しています。
 一人の日本人医師として言わせてもらうと、
 喧嘩している場合じゃないでしょ!
 韓国にはたくさんの優秀な医師がいます。
 韓国や中国と協力して、
 新型コロナウイルス肺炎対策を考えるべきです。
      ■         ■
 私が北大形成外科で研修中には、
 韓国や中国から、
 優秀な先生たちが留学していました。
 米国の有名な雑誌に論文が掲載された先生もいました。
 今こそ、
 韓国や中国と協力して、
 新型コロナウイルス対策を考えるべきです。
 韓国との関係悪化はよくないです
      ■         ■
 出入国制限についていも、
 喧嘩しないで、
 冷静に考えるべきです。
 韓国との関係悪化で、
 2019年には韓国からのお客さんが減りました
 日本で新型コロナウイルスの治療法を見つけて、
 治療法を確立すれば、
 東京2020も開催できます。
 航空会社も、
 土産物店も助かります。
      ■         ■
 2020年3月7日(土)北海道新聞朝刊の記事です。
 消えた外国人客、新千歳閑散 土産店など悲鳴
 政府の新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環で、新千歳空港の中国、韓国路線が9日から全便運休することになった。空港内は相次ぐ運休、減便で既に閑散としており、さらなる利用客減に土産店などから悲鳴が上がる。1月からの空港民営化で運営を担う北海道エアポート(千歳)も苦境に立たされている。
 1カ月前には外国人客でごった返していた国際線ターミナルビル。6日昼すぎに訪れると、搭乗カウンターに並ぶ外国人客の姿はほとんどなく、航空会社の職員が手持ちぶさたな様子。ソウル発の便で新千歳に着いた札幌市中央区の女性(66)は、「飛行機はがらがら。飛んだだけでもラッキーだった。もう少し帰るのが遅くなっていたら運休だった」と肩をすくめた。
 新千歳空港の2019年の国際線旅客数約386万人のうち、中国、韓国路線の利用者は184万人と約半数を占めた。だが、昨年8月からの日韓関係悪化、今年1月以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響で両国との路線は既に減便、運休が相次いでいた。
 6日には、全日本空輸や日本航空なども新千歳発着を含めた国内線を減便。いつもは買い物客でにぎわうビル内の土産店や飲食店も人影はまばらだった。
 豚丼店「ドライブインいとう」は3月に入って1日の売り上げがほぼ半減。山本さつき常務取締役は「11年の開店以来、ここまでお客さんが少なくなったことはない」と話す。土産店「スノウショップ」も来店客が半減。山本伸吾店長は「中国や韓国の観光客は単価が高く、売り上げへの影響は大きいが、どうしようもできない」と肩を落とす。
 新千歳空港は1月に民営化したばかり。14日からは、JR北海道が札幌と空港を結ぶ「快速エアポート」を1時間当たり最大5本に増便。29日には1時間当たりの発着枠が8回増の50回に拡大されるなど、利用客増を想定した取り組みが次々に進められていく。
 北海道エアポートの蒲生猛社長は、中国、韓国路線の運休について「大打撃だが、やむを得ない」とした上で「終息しても観光客が戻るには半年ぐらいはかかる。日本で最初に北海道に戻ってきてもらえるようにするにはどうするかを考えていく」と話した。(三坂郁夫)

新型コロナウイルスの影響で閑散とする新千歳空港の国際線出発ロビー=6日午後1時25分(大石祐希撮影)
(以上、北海道新聞より引用)

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北海道経済への影響

 今日は2020年3月6日(金)です。
 新型コロナウイルスに肺炎で大変なことになっています。
 私が心配するのは、
 北海道経済です。
 2020年3月6日、北海道新聞朝刊の記事によると、
 緊急事態宣言が客離れを加速させた。
 もう、取り戻せない。

 …定山渓温泉のホテル関係者が嘆いています。
      ■         ■
 2020年3月6日、北海道新聞朝刊の記事です。
 知事の「宣言」現場嘆く
 ホテル関係者「具体的経済対策を」
 道立高教諭「実態見ず次々方針」
 新型コロナウイルスの感染拡大で、2月28日に「緊急事態宣言」を発表して以降、臨時会見などで発信を重ねる鈴木直道知事。5日の会見では、感染防止策とともに「北海道の経済再生」にも言及したが、窮地に立つ企業からは「もはや手遅れ」との声も漏れる。5日まで5回に上った会見などでの発言について、経済や学校対策、危機管理などの視点でチェックした。
 (緊急事態宣言や一斉休校で)感染拡大を防止することが、北海道の経済再生にもつながる(3月5日)
 「緊急事態宣言が客離れを加速させた。もう、取り戻せない」。定山渓温泉のホテル関係者は漏らした。
 宣言直後からキャンセルの電話が鳴り続けた。中国政府が国外への団体旅行を禁止した1月末以降、利用客は例年の半分以下に。宣言でさらに客は減り、頼みの国内客もいなくなった。「宣言は仕方ないかもしれないが、具体的な経済対策も一緒に示してほしかった。ここまで落ち込むとは」
 札幌市内でカラオケ店を展開する企業も一斉休校と宣言で利用客が通常の6分の1に。担当者は「経済再生というなら減った売り上げを補償して」と訴える。
 学校における取り組みに関して、市町村、教育委員会、教員、保護者、子供から丁寧に意見を聞きながら検討していく(3月3日)
 オホーツク管内の小学校の40代男性教諭は「とても丁寧だと思えない」と反論する。知事は、2月26日に小中学校の臨時休校を要請。1日には、休校中の児童生徒を「分散登校」させる考えも示した。
 いずれも唐突な方針発表で、教育現場や保護者らを翻弄(ほんろう)。札幌市内の特別支援学校の50代男性教諭も「分散登校を望まない保護者も多いはず。生徒の実態や保護者の要望を踏まえて学校が個別に対応を決めるべきだ」と憤る。
 「知事の号令で、次々と一律の方針が決まる。『どうせ現場の声は聞いてくれない』と無力感が広がっている」。旭川市内の道立高の50代女性教諭は嘆いた。
 今の検査体制で適切に対応できている(3月5日)
 北海道医師会によると、医師が「感染の可能性が高い」として、道内の保健所に検査を依頼したにもかかわらず、渡航歴がないことなどを理由に検査を拒否されたケースがあった。当時、厚生労働省はすでに渡航歴などの検査条件を緩和し、「現場の医師の判断」を重視するよう求めていた。
 札幌市医師会の松家治道会長(72)は「患者と向き合うのは医師。現場で検査するべきだと判断したものを画一的な基準で断るのは、現場をないがしろにしている」と憤る。「柔軟な制度運用にこそ知事はリーダーシップを発揮すべきだ」
 北海道は、日本で一番(最も)感染者が多い(2月28、29日、3月5日)
 知事は道内の感染者数の多さを繰り返して危機感を強調し、外出自粛など「お願い」につなげてきた。だが企業幹部らに危機管理を助言するコミュニケーションストラテジストの岡本純子さん=東京都=は「この手法では、メッセージが適切に伝わらない」と言う。
 「危機管理は、不安解消と行動要請が両輪となるのが基本。行動要請に偏れば、かえって社会の不安が増す」と岡本さん。実際、宣言以降、不安にかられた市民が買い占めに走ったり、道産品が忌避されたりするなど風評被害も出ている。
 岡本さんは「国の動きが鈍い中、迅速な発信だった点は評価できる」としつつ、教育や経済、医療など項目を整理し具体的な対応策を示すことを提言。「道民へのお願いに終始せず、同時に対策を示すことが不安解消につながる」と話す。

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 2019年は韓国からのお客さんが激減しました。
 中国からのお客さんも来てくれなくなり、
 日本国内のお客さんも来てくれないと、
 ホテルは倒産の危機です。
 コロナウイルスがすぐに鎮静化する見込みはありません。
 何とかしないと、
 北海道のホテルが無くなってしまいます。

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第63回日本形成外科学会(名古屋)延期

 今日は2020年3月5日(木)です。
 札幌は朝から雪です。
 重い湿った雪です。
 道路はとけた雪でびちゃびちゃです。
 今日、日本形成外科学会からメールが届きました。
 4月に名古屋で予定されていた、
 第63回日本形成外科学会が8月に延期になりました。
      ■         ■
 学会長の、
 名古屋大学形成外科、
 亀井譲教授は大変だとお察しいたします。
 4月の学会のプログラムは、
 もう印刷が済んで、
 発送するばかりになっています。
 すべて廃棄処分です。
      ■         ■
 8月の学会のために、
 また一からやり直しです。
 プログラムの校正作業だけでも大変です。
 私が形成外科医になってから、
 日本形成外科学会総会が延期になったのは、
 はじめてです。
 東日本大震災があった2011年は、
 第54回日本形成外科学会(徳島)①
 徳島で日本形成外科学会が開催されました。
 今年のコロナウイルスは、
 東日本大震災以上です。

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昔の記憶

父親の誕生日2020

 今日は2020年3月4日(水)です。
 私の父親、本間寛ほんまゆたかの誕生日です。
 2016年3月29日(火)午後0:49に亡くなりました
 4年前です。
 生きていれば94歳です。
      ■         ■
 私の父は1926年3月4日(大正15年3月4日)、
 樺太からふと、今のサハリンで生まれました。
 私の祖父が、
 郵便局勤務で樺太に住んでいました。
 豊原→泊居とまりおろと転勤し、
 泊居で生まれのが父です。
 5人きょうだいの2番目です。
 生きているのは2人だけです。
      ■         ■
 父が生まれて間もなく、
 祖父は樺太から札幌へ転居。
 勤務先も郵便局から国鉄に変わりました。
 祖父は、郵便局でも国鉄でも、通信関係の仕事をしていました。
 父は子供の頃から、
 学校の勉強はあまり得意ではなかったそうです。
 戦争に行くのが嫌で、
 薬剤師になりました
      ■         ■
 昔の人なので、
 何もない時にどうやって消毒や滅菌をしたらよいか?
 よく知っていました。
 父親が勤務していたのは、
 結核療養所でした
 結核菌は、
 新型コロナウイルスよりずっと厄介な菌です。
 昔は結核で亡くなる人がたくさんいました。
      ■         ■
 親父が生きていたら、
 新型コロナウイルス肺炎にどうやって対処したかなぁ~?
 父親が亡くなったのは、
 間質性肺炎でした。
 新型コロナウイルス肺炎より厄介です。
 私は親父のように90歳までは生きられないと思います。
 父親の誕生日に子供の頃を思い出しています。

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北海道の新型肺炎患者について

 今日は2020年3月3日(火)です。
 ひな祭りの日です。
 残念なことに、
 新型コロナウイルス肺炎患者数が増えています。
 今朝の北海道新聞朝刊に、
 北海道で患者数が多い要因が載っていました。
 私は他の要因もあると思っています
      ■         ■
 2020年3月3日、北海道新聞朝刊の記事です。
 新型肺炎 道内、若年層通じ拡大か
 専門家会議が見解 「軽症 気づかず各地へ」
 新型コロナウイルスの感染防止策を検討する政府の専門家会議は2日、感染者が多い道内の状況についての見解を発表した。札幌市など都市部で感染した重症化リスクの低い10代後半から30代の若者層が「気づかないうちに感染拡大に重要な役割を果たした」と指摘、この1、2週間で対策を講じなければ多くの人々に健康被害を及ぼすと警鐘を鳴らした。道民に軽い風邪症状でも外出を避け、閉鎖的な場所で人と接触しないよう求め、企業に出張を最低限にすることを提案した。
 見解は、専門家会議メンバーの西浦博北大教授と押谷仁東北大教授らが道内で2月下旬までに感染を確認した約50人の症例分析に基づく。札幌は感染確認が人口比では少ない一方、地方の高齢者に感染が相次いでいることから、症状が軽かったり、表面化しなかったりする若年の感染者集団(クラスター)が都市部に複数あると推定。感染者は人と接する機会が多く、地方に移動して高齢者に感染させたと考えられるという。
 西浦教授は、1~2月のさっぽろ雪まつりの後に道内の感染確認が急増したことから「潜伏期間を考えると、まつり期間に中国の観光客などから感染が広がった可能性がある」と指摘。2日現在で77人が確認されている道内の感染者数について、2月25日時点で約940人に上っていたと統計学的な手法で試算した。
 感染拡大を防ぐため、道民にカラオケボックスやライブハウスなど風通しが悪い場所と近くでの会話を避け、企業にはテレワークやオンライン会議の活用を求めた。副座長の尾身茂・地域医療機能推進機構理事長は「感染者を急激に減らすことも可能だ」と強調した。専門家会議は近く感染を抑える行動指針も定める。
 専門家会議は別に、道内を含む全国約110人の感染データの分析結果も公表。感染者の80%は他人に感染させてないと説明した。症状は80%が軽症、14%が重症、6%が重篤。感染者集団の小規模な事例として北見市の生活関連商品展示会参加者の感染を挙げた。(荒谷健一郎、木村直人)

 (以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 北大の西浦博教授によると、
 統計学的な手法で試算すると、
 940人が感染しているそうです。
 私の感覚では、
 1000人以上の感染者がいると思います。
 その80%が軽症で、
 症状がない人もいます。
      ■         ■
 医学的に
 不顕性感染ふけんせいかんせんと呼びます。
 日本救急医学会HPの解説です。
 細菌やウイルスなど病原体の感染を受けたにもかかわらず,感染症状を発症していない状態をいう。一般に感染しても必ず発症するとはいえず,大部分がこの不顕性感染となる。感染症状は抗体陽性や遅延型過敏反応などで確認される。不顕性感染の人はしばしば保菌者(キャリア)となり,病原体を排泄し感染源となる可能性が高いので疫学上問題となる。
      ■         ■
 報道されているように、
 換気が悪く、
 不特定多数の人が集まるところに行かないことです。
 早く終息してほしいですが、
 日本も、
 世界も、
 患者数はまだ増えると(私は)予測しています。
 手洗いをしっかりしましょう。

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マスクの効果2020

 今日は2020年3月2日(月)です。
 今日から学校が休みになるところがあります。
 国が決めた緊急対策です
 街から人が消え、
 飲食店の売上は減り、
 スポーツクラブも臨時休業するところがあります。
 ダイヤモンドプリンセス号に乗っていたことを言わないで、
 スポーツクラブに通って、
 感染を拡大させた人いるようです。
      ■         ■
 北海道の鈴木直道知事が、
 安倍首相に会って、
 マスクを北海道民に配布してくれることになりました。
 スーパーから、
 マスクだけではなく、
 トイレットペーパも、
 ティッシュペーパーも無くなりました。
 まさかこんなことになるとは想像もしていませんでした。
      ■         ■
 WHOはマスク不要論のようですが、
 私はマスク必要派です。
 私自身が感染して拡散する可能性があるからです。
 インフルエンザとマスク
 2009年5月21日の院長日記です。
 マスクでインフルエンザを予防しようというのは…
 無理なようです。
 自分が罹った時に…
 他人に移すのを防ぐには、
 効果があるようですが、
 予防にはやはり手洗いとうがいでしょうか?
      ■         ■
 私が院内感染対策委員をしていた時に、
 ためになることを教わりました。
 『鼻くそをほじらない!』
 あ~ら、
 私はそんな下品なことはいたしませんゎょ…
 とおっしゃるかたには関係ありません。
 私たち医療従事者の手には、
 さまざまなばい菌が付きます。
      ■         ■
 不用意に指で鼻腔を触ると…
 そこにばい菌をつけてしまいます。
 当時問題になっていたのが…
 MRSA(えむあーるえすえい)の
 鼻腔内保菌者でした。
 ある程度の頻度で鼻腔内に
 MRSAを持っている医療従事者がいました。
 一度ついてしまうとなかなかとれません。
      ■         ■
 インフルエンザ対策は、
 マスクよりも手洗い。
 鼻に指を入れる前には、
 十分に手を洗って、
 清潔にしてから、
 『鼻くそをほじり』ましょう。
 マスクをするよりも…
 外から帰ったらまず手を洗うことです。
 鼻炎で鼻が痒くても、
 やたらに触らないことです。

 やはり手洗いが一番です
 マスクも必要だと(私は思っています)。

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米国疾病予防管理センター(CDC)の見解

 今日は2020年3月1日(日)です。
 札幌は雪です。
 北海道知事の緊急自体宣言の影響で、
 今朝の札幌は、
 元旦のように人が少ないです。
 街に出る人が少ないです。
      ■         ■
 新型コロナウイルス肺炎は世界中に拡がっています。
 米国も、
 危機意識をもっています。
 JETRO日本貿易振興機構HPには、
 米国疾病予防管理センター(CDC)は2月22日、
 新型コロナウイルス拡散を受けて、
 日本への渡航に関して注意レベルを1から2に引き上げた。
 新型コロナウイルスの感染は米国内でも拡大する恐れがあると注意喚起した。
 各自治体が学校を閉鎖し、オンライン上で授業を開催する、
 ビジネスの面でも、室内会議をビデオ会議に変更する、
 大勢が集まるイベントを中止するなどの対処法が不可欠になってくるとした。

 …と書かれています。
      ■         ■
 これを読むと、
 北海道知事や日本政府の方針も、
 批判はされていますが、、、
 エビデンスがない
 …とは言えないようです。
 私の予測も感染者数はまだ増える、
 世界的に感染者数が増えると思います。
 手洗いを徹底するのがいいと考えています。

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鈴木知事が緊急事態宣言

 今日は2020年2月29日(土)です。
 大変な2月になりました。
 北海道知事が緊急事態宣言を出しました。
 2020年2月29日、北海道新聞朝刊の記事です。
 鈴木知事が緊急事態宣言「週末は外出控えて」 新型肺炎
 道内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、鈴木直道知事は28日夕の北海道感染症危機管理対策本部会議で、同日から3週間に集中的に対策を講じるとして「緊急事態宣言」を発表し、道民に対して29日と3月1日の週末2日間の外出自粛を要請した。知事は29日に東京で安倍晋三首相と面会し、政府が道内を「重点対策地域」に指定して感染防止策を集中実施するよう要望する。
 自治体の首長が住民に外出自粛を要請するのは異例。知事は会議後の記者会見で「道内は全国で最も患者が多くなり、症状が軽い人からの感染拡大の恐れがある。まず週末にできるだけ外出を控えてもらい、感染拡大のスピードを抑えたい」と述べた。
 緊急事態宣言や外出自粛要請に法的な根拠は無いと説明。仕事などで必要がある人の外出や、商業施設の営業などの規制はなく、「お願い」であることを強調した。来週末以降の対応については今後検討する。
 緊急事態宣言の期間は28日から3月19日まで。道は期間中、国の支援を受けて感染拡大防止策を集中的に実施する。北見市内で感染者6人が濃厚接触していたケースなど道内で集団感染を疑われる例が見つかっていることから、感染経路の解明に力を入れるほか、道民への注意喚起を実施。今後の感染者の増加を見据え、治療や受診、検査体制の充実を図る。
 国に指定を要望する「重点対策地域」についても既存の制度にはなく、知事独自の考え。具体的には①感染症指定医療機関以外の病床での感染者の受け入れのための医療スタッフの配置基準の弾力的対応②治療や検査の優先度に関する基準の整備③共働きやひとり親家庭などの保護者が臨時休校に対応するための支援策や休業補償に対する財政措置―を求める。知事は「北海道に必要なことを国に提案し、現実的な対応をしていただく。重点地域に指定をしていただいて、国と一緒に取り組んでいく」と説明した。
 外出自粛要請を受けて、小売店では千歳アウトレットモール・レラ(千歳)全店に加え、サッポロファクトリー(札幌)も大半の店舗が今週末の営業を休止する。一方、JR北海道などの主要交通機関は平常運行し、スーパーもほぼ通常通り営業する。(松本創一)

緊急事態宣言を発表し、道民に29日と3月1日の外出自粛を呼び掛ける鈴木直道知事=28日午後5時50分、道庁(金田翔撮影)
(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 札幌美容形成外科は感染に注意しながら、
 通常通り診療を行っています。
 大丸札幌店は3月3日(火)がお休みになります。
 うちの奥さんが、
 お雛様の日なのに、、、
 …と言ってました。
 東急デパートも時間短縮で午後7:30までの営業。
 丸井今井本店と札幌三越は、
 29日は時間短縮で営業、
 3月1日(日)は地下食料品売場を除いて休業です。
      ■         ■
 コロナウイルス自体は、
 アルコールで除菌できます。
 他の病原菌と比較して、
 消毒しやすい菌です。
 手洗いをしっかりして、
 濃厚接触さえしなければ、
 感染を防ぐことができると思います。
 早く終息してくれることを願っています。

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