医学講座
車の構造と顔のケガ2020
昨日の院長日記、
Vanishing Professions 消えゆく職業
…で考えてみました。
私が形成外科医になって40年です。
少なくなった形成外科手術は、
交通事故の顔のけがです。
顔にたくさんのキズできる事故が減りました。
■ ■
自動車の安全面が変化しました。
一番の原因は自動車ガラスです。
昔の車は、
部分強化ガラスというガラスでした。
衝突すると、
こなごなになりました。
この小さなガラス片が顔にたくさんのキズをつくりました。
■ ■
私たちは、
キズからガラスを一つひとつ丁寧に取り出しました。
今の車は、
合わせガラスです。
衝突しても粉々になりません。
義務化されています。
これが顔のケガが減った原因です。
■ ■
40年前はシートベルトも2点式でした。
今は3点式シートベルトです。
後部座席にもついていて、
義務化されています。
これでケガが減りました。
せっかくの安全設備なので、
面倒だと言わずにしっかりつけていただきたいです。


医学講座
消えゆく職業
今日は2020年10月13日(火)です。
私が毎日聴いている、
NHKラジオの実践ビジネス英語
とても興味深い内容が放送されました。
Lesson 11
Vanishing Professions
消えゆく職業
…というタイトルでした。
■ ■
大企業の秘書さん、
タイピストさん、
今はITの普及で仕事が減っているそうです。
子供たちがキーボードに慣れて、
タイプできるようになったので、
タイピストさんの仕事が減った、
旅行サイトで自分で予約できるようになったので、
秘書さんに頼んで予約をしなくてもよくなりました。
■ ■
もっと興味深かったのが、
新聞社の数です。
米国では、
地方の新聞社が減っています。
原因はインターネットです。
最新のニュースに一瞬でアクセスできます。
紙に印刷された昨日のニュースは読まなくなったのが、
米国の様子だそうです。
■ ■
日本でも、
新聞社に勤務する友人に聞いたことがありました。
新聞の発行部数、
購読者数が減っているようです。
家で新聞を読む人が減っています。
私は新聞が大好きなので、
新聞社が無くなると困ります。
若い人たちにも、
もっと新聞を読んでいただきたいです。
医学講座
唇裂の治療2020
今日は2020年10月12日(月)です。
私がこの院長日記を書くようになったのが、
2006年10月22日です。
よくまぁ続いたものです。
さくらんぼさんのおかげです。
今は
なっちゅんさん
えりーさんからも、
毎日コメントをいただいています。
■ ■
ほんとうにありがたいことです。
たまにコメントがないと、
心配になります。
私の院長日記を読んでくださった方に、
声をかけられたことがあります。
唇裂しんれつ
…という生まれつきの病気の方です。
■ ■
赤ちゃんに異常があったら
2009年1月27日の院長日記です。
今は開業医なのでできませんが、
昔は
唇裂しんれつ
唇顎裂しんがくれつ
唇顎口蓋裂しんがくこうがいれつ
口蓋裂こうがいれつ
…の手術をしていました。
■ ■
医学が発達した現在でも、
生まれつきの病気はあります。
エコーが発達したおかげで、
出生前に診断がつくこともあります。
とても心配になります。
心配はいりません。
いい手術法があります。
上手な先生もいます。
ご心配でしたら相談フォームから送信してください。
いい先生をご紹介します。
■ ■
私は形成外科が好きです。
手術法の進歩を見るのは楽しいです。
私が学会に参加する理由は、
最新の手術法を勉強するためです。
医学が進歩した2020年でも、
手術ロボットにはできないのが、
唇裂の手術です。
手術後のアフターケアーも大切です。
そんなに多い手術ではありませんが、
いい手術を受けると目立たないキズにできます。
医学講座
景気悪化95%
今日は2020年10月11日(日)です。
札幌は秋晴れのいいお天気です。
今朝、北海道新聞を読むと、
下の『景気悪化』の文字が目に入りました。
コロナ禍で景気が悪化しています。
札幌美容形成外科の売上も対前年比で10%減です。
コロナによる経営悪化です。
■ ■
家計が苦しくなっている世帯が41%です。
航空業界、
旅行業界、
ホテル、
飲食店、
バス会社、
鉄道会社、
タクシー会社、
ほんとうに大変なことだと思います。
■ ■
日本でもコロナによる死者がまだ出ています。
米国の大統領選挙がどうなるかわかりませんが、
米国の感染者と死者が増えています。
私は油断せずに、
収束するのをじっと待ちます。
マスク、
手洗い、
ディスタンスを守ります。
コロナでは死にたくないからです。

医学講座
今日から暖房を入れました2020
今日は2020年10月10日(土)です。
昨夜、横浜から帰ってきました。
コロナ禍の第29回日本形成外科学会基礎学術集会は大変だったと思います。
学会長の前川二郎先生、
横浜市立大学形成外科のみなさん、
関連病院から応援にいらしてくださった先生、
心から御礼申し上げます。
■ ■
今回の学会は、
2020年春に完成したパシフィコ横浜ノースで開催されました。
とても立派な会場でした。
コロナ禍で、
春に完成してから、
大きな学会はなかったそうです。
今回も日本形成外科学会だけでした。
■ ■
羽田と新千歳空港のお客さんは、
ある程度、戻ってきている印象でしたが、、、
飲食店や土産物店のお客さんは少なかったです。
今回の学会で特徴的だったのは、
英語の発表がなく英語が聞けなかったことです。
米国や韓国との往来はまだまだです。
米国とも韓国ともWEBでつながっていました。
■ ■
横浜の気温が低く寒いという先生もいらっしゃいましたが、
札幌から行った私は平気でした。
札幌に帰ってきたら、
【寒い】です。
札幌美容形成外科は今日から暖房を入れました。
私の家でも今日から暖房を入れました。
朝の気温が低かったので、
奥さんからも、
もう一枚着たら
…とは言われませんでした。
医学講座
第29回日本形成外科学会基礎学術集会(横浜)②
コロナ禍の学会運営は大変です。
出席者が少ないと会費収入が減ります。
業者さんの企業展示が少ないと収入が減ります。
コロナ対策のためにお金がかかります。
体温の測定も、
消毒薬も、
お金がかかります。
■ ■
もっと大変なのがWEB配信です。
形成外科学会なので、
患者さんの写真などがネットで流出すると大変です。
学会長は気が休まらないと思います。
出席できない先生からは、
ビデオで動画が配信されました。
韓国や米国の先生はTV電話?で参加されました。
画像はとても鮮明でした。
■ ■
発表の中で、
感染症がご専門の先生からCOVID-19についてお聞きしました。
サイトカインストームにならないように、
デキサメタゾンを投与するのが有効です。
私たちは、
マスク、
手洗い、
ディスタンス、
この3つをしっかり守っていれば大丈夫です。
他にもたくさん勉強しました。
学会は医者の栄養源です。
医学講座
第29回日本形成外科学会基礎学術集会(横浜)①
今日は2020年10月8日(木)です。
第29回日本形成外科学会基礎学術集会で横浜に来ています。
今日の横浜は雨です。
8月の名古屋に続いて、
日本形成外科学会の参加です。
8月より参加者が増えました。
有意義な一日でした。
■ ■
基礎学術集会も変わりました。
臨床に役立つ内容がたくさんあります。
美容外科に関するシンポジウムもありました。
シンポジウム2
10月8日(木)9:00~11:00(第2会場)
司会:鎌倉達郎(聖心美容クリニック/横浜市立大学医学部)
武田 啓(北里大学医学部 形成外科・美容外科学)
美容外科の基礎と臨床
SY2-1 埋没法による目の美容外科
聖心美容クリニック 札幌院 前多一彦
SY2-2 スレッドリフトの基礎と臨床
ドクタースパ・クリニック 鈴木芳郎
SY2-3 Fillerによる光と影のコントロール
自由が丘クリニック 佐藤英明
SY2-4 鼻形成術のデザインとその考え方
ビスポーククリニック 室 孝明
SY2-5 脂肪注入術による美容外科
銀座S美容・形成外科クリニック 酒井直彦
SY2-6 再生医療による美容外科
順天堂大学 医学部 形成外科学講座 水野博司
SY2-7 性同一性障害の乳腺全摘出術における術前3D-CTの有用性
医療法人ガクト会 ナグモクリニック大阪/医療法人社団ナグモ会 ナグモクリニック東京/近畿大学医学部形成外科学講座/NPO法人関西GICネットワーク 丹羽幸司
■ ■
コロナ対策は万全です。
参加者の検温、
行動歴の確認、
連絡先の記入、
完璧な消毒、
学会長の前川二郎教授は、
クラスターは絶対に出しませんと宣言していました。
学会の詳しい内容は明日以降にご報告します。
医学講座
限度額適用認定証2020
今日は2020年10月7日(水)です。
2020年はコロナ禍のため、
大手企業も大変です。
業績が悪化しているところがたくさんあります。
手術を受けたくても、
先行き不安だと受けられません。
来年にはコロナ禍もおさまるだろうと私は思っています。
■ ■
時間がある時なので、
手術を受けたいと考えている人への助言です。
限度額適用認定証という制度があります。
保険医療機関で払う自己負担を少なくする方法です。
特に高額の医療費がかかる人には助かります。
ご自分が加入している、
健康保険によって支払う限度額が変わります。
■ ■
私たちのような中小企業は、
社会保険に加入する時は協会けんぽです。
協会けんぽは青い保険証です。
この青い保険証の方は、
収入による標準報酬月額によって、
医療機関の窓口で払う限度額が変わります。
ざっくり説明すると、
給与の標準報酬月額26万円以下の方が、
一ヵ月に6万円以上の医療費を払う場合には、
限度額認定証を利用することをご検討ください。
■ ■
札幌美容形成外科の手術ですと、
立ち耳の手術を両側に行う時には、
限度額認定証を使うと負担が少なくなります。
もう少し説明します。
協会けんぽの青い保険証ではなく、
企業別の保険証をお持ちの方は、
もっと少ない自己負担で診療を受けられることもあります。
気をつけなくてはいけないのが、
事前申請です。
■ ■
病院に来て手術を受けてからではなく、
手術を受ける前に申請して、
限度額認定証をもらうことが必要です。
申請から交付まで時間がかかることもあります。
高額の医療費がかかりそうだったら、
まずご自分が加入している健康保険の、
限度額認定を申請することです。
医学講座
ススキノのニュークラブでクラスター
今日は2020年10月6日(火)です。
札幌は晴れのいいお天気です。
秋の空です。
米国のトランプ大統領が退院されました。
感染させるリスクがあるのに、
外出したとか、
無理矢理退院したとか?
批判があるようです。
■ ■
札幌ではススキノ地区のニュークラブで
計23人が感染するクラスターが発生しました。
お店の名前は出ていません。
感染が拡大しないことを祈ります。
ニュークラブの従業員は若い人が多いので、
おそらく症状が出ていないか、
軽いのだと思います。
■ ■
2020年10月6日、北海道新聞朝刊の記事です。
道内36人感染確認 札幌は最多35人 保健所「瀬戸際で緊迫」 新型コロナ
札幌市は5日、新たに35人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち11人は感染経路が分かっていない。日別の感染者数では、5月4日の29人を上回り過去最多となった。一方、市は5日、ススキノ地区のニュークラブで計23人が感染するクラスター(感染者集団)が発生したと発表。市保健所の三觜(みつはし)雄所長は同日の記者会見で「ぎりぎりの瀬戸際で緊迫した状況」と危機感を示した。
新たに感染したのは、札幌市27人、居住地非公表が8人。年代は20代19人、30代2人、40代・50代・60代・70代が各1人、非公表10人だった。感染経路不明者の居住地は札幌市が7人、非公表4人。感染者35人の中に、政府の観光支援事業「Go To トラベル」を利用した人は「今のところいない」という。
市内26例目となるクラスターが発生したニュークラブでは、5日までに10~30代の従業員23人が感染。同日発表分に17人が含まれている。市保健所は感染の恐れのある来店客約200人について、無料通信アプリLINE(ライン)などで従業員が連絡先を把握しているとして店名を非公表とした。5日現在、約3割の客と連絡がついていない。
ススキノ地区の接待を伴う飲食店関連の感染者は5日までに19人増えて57店164人となった。
一方、道は胆振管内の30代1人が感染したと発表した。道内で感染者が30人以上となるのは5月4日の31人以来、約5カ月ぶり。道内の感染者は2195人(実人数)となった。(袖山香織、犬飼裕一)

(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
私はニュークラブには行きません。
もしニュークラブからLINEで、
クラスターになりました
お客様、保健所に連絡してください
…と連絡が来たら、
お客様は保健所に連絡するでしょうか?
5日現在、約3割の客と連絡がついていない
…の続きが気になります。
感染が拡大しないことを祈っています。
医学講座
トランプ米大統領、コロナから回復のきざし?
今日は2020年10月5日(月)です。
昨夜、雨が降りました。
街路樹が紅葉しはじめました。
札幌は秋です。
今朝のTVで米国のトランプ大統領が映っていました。
お元気そうでした。
順調に回復されることをお祈りしています。
■ ■
2020年10月5日、
トランプ氏、病院から一時外出 集まった支持者に手を振って応える
【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は4日、車に乗って新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療を受けている病院の外に姿を現し、集まった支持者に手を振って応えた。トランプ氏はこれに先立ち、支持者を「電撃訪問」するとツイッター(Twitter)に投稿していた。
黒っぽいマスクを着けたトランプ氏を乗せた車列は、支持者らの前を通過した後、ウォルター・リード米軍医療センター(Walter Reed National Military Medical Center)に戻った。
トランプ氏は病院の外に姿を見せる直前、ツイッターに動画を投稿。「ちょっとした電撃訪問をするつもりだ」と述べていた。
また、「COVIDについて多くを学んだ」「ここは本物の学校だ。しかも『本を読ませる学校』じゃない。私はコロナにかかり、コロナについて理解している。コロナはとても興味深いものだ」とも述べていた。


© ALEX EDELMAN / AFP 米メリーランド州のウォルター・リード米軍医療センターの前で、車内から支持者らに手を振るドナルド・トランプ大統領(2020年10月4日撮影)。
(以上、MSNニュース、AFPより引用)
■ ■
私は米国大統領がコロナに感染し、
治療を受けたことで、
コロナ治療が進歩すると思います。
米国医学界の権威にかけて、
大統領をコロナから守らなければなりません。
トランプ大統領の、
COVIDについて多くを学んだという言葉は真実だと思います。
一日も早くコロナ禍が収まることを願っています。