医学講座
五輪マラソンコース原案
今日は2019年11月20日(水)です。
札幌は真冬の雪景色です。
寒いです。
路面も凍結しています。
転倒しないように、
注意して歩いています。
今年の自転車通勤はもう無理です。
■ ■
2019年11月19日(火)の北海道新聞朝刊の記事です。
五輪マラソン・競歩は大通公園発着 実務者協議で一致 コース原案も説明
2020年東京五輪マラソン・競歩の札幌開催に向け、札幌市内で18日に開かれた第2回実務者会議で、大会組織委員会は両種目の発着点を大通公園(大通西4)とする案を示し、市と道が了承した。12月初旬の国際オリンピック委員会(IOC)理事会での承認を目指す。組織委は、マラソンで市中心部を2周、競歩では札幌駅前通を南北に往復するコース案をたたき台として提示。3者は月内に第3回会議を開き、コースについて方針をまとめる。
関係者によると、組織委が示したマラソンコース案は、北海道マラソンをベースに市中心部を周回する。大通西4からススキノを通って南下し、5キロ地点付近から北上。創成川通を経由し、北大キャンパスや道庁赤れんが庁舎などを巡る約20キロを2周する。競歩の案は、札幌駅前通に1キロと2キロコースを設け、20キロ競歩は1キロを20周、50キロ競歩は2キロを25周する。3者は次回会議までに修正点などをそれぞれ検討する。
日程では、組織委が男子マラソンの日程前倒しを望んでいるのに対し、IOCは最終日開催を求めており、この日は結論を持ち越した。組織委の森泰夫大会運営局次長は会議後に記者会見し、「IOCや国際陸連、(大会の国際映像を供給する)五輪放送サービス(OBS)などと先に議論しなくては」と述べた。
森次長はまた、大通西4を発着点とする利点について①マラソンと競歩で人員体制などが共有できる②仮設物を収容する広く平らな場所が確保できる③北海道マラソンで活用されており設定しやすい―の3点を挙げた。発着点については、スイスで開かれるIOC理事会(12月3~5日)のうち4日の会議での承認を目指す。
第2回会議は冒頭以外、非公開で、今回から道警も出席。大通発着案を了承したことについて、道環境生活部の築地原康志部長は会議後、「大通発着に決まっても課題はあり、今後の会議で詰めたい」、市スポーツ局の中田雅幸局長は「大通公園の占有期間や範囲を減らし、イベントや市民生活への影響が少なくなるようお願いした」と述べた。(久保吉史、安倍諒)

(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
今朝(2019年11月20日)の北海道新聞には、
札幌市民へのアンケート調査で、
五輪マラソンに反対の人もかなりいるという結果が出ていました。
反対する人の意見もわかります。
札幌駅前通や大通公園を、
何日も通行止めにされると困ります。
北海道新聞に掲載されていた案は、
北大構内を通る緑豊かな場所です。
■ ■
北海道マラソンとコースが違います。
困るだろうなぁ~と私が予測するのは、
創成川通を2周するので、
かなりの時間通行止めが続きます。
北海道マラソンだと選手が通過した後は、
都市間バスも通れますが、
2周案だと都市間バスは長時間運休です。
どんなコースになるのかちょっと心配です。
昔の記憶
大浦憲子様ご逝去から6年
今日は2019年11月19日(火)です。
11月19日は、
私の恩師大浦武彦先生の奥様、
大浦憲子さまの命日です。
毎年ラ・フランスの時期になると、
大浦先生の奥様からいただた、
お礼状を思い出します。
■ ■
私がはじめて大浦先生の奥様と親しくお話しをしたのが、
1980年6月18日(水)19日(木)に開催された、
第6回日本熱傷学会
第1回国際熱傷学会アジア太平洋地区会議でした。
私は25歳の新入医局員で、
熱傷のことはさっぱりわからず、
学会で担当したのが、
来賓の奥様たちの観光ツアーの写真係でした。
今から約40年前です。
■ ■
25歳の私が写真係。
大浦武彦先生が49歳。
奥様の憲子様が44歳でした。
はじめて大浦先生の奥様を見た時、
なんて上品できれいな方なんだろう
…と思いました。
今でもよく覚えています。
■ ■
奥様の告別式で、
大浦先生が涙声で、
結婚以来ほんとうに幸せだった。
毎日作ってもらったお弁当が、
美味しくてありがたかった。
今は毎日コンビニのお弁当です。
憲子が作ってくれるお弁当をもう食べられないと思うと、
ほんとうに残念です。
ほんとうにありがとう。
…とあいさつされました。
■ ■
大浦先生の涙を見たのは、
この告別式がはじめてでした。
あれから6年です。
大浦武彦先生は今年米寿を迎えられました。
今もお元気でご活躍中です。
今日、大浦先生にお電話をしました。
お元気でした。
大浦武彦先生には奥様の分まで、
お元気で長生きをしていただきたいです。
医学講座
五輪マラソン・競歩日程は従来通りか?
今日は2019年11月18日(月)です。
札幌は冬です。
路面は凍結していて、
もう自転車は無理です。
転倒しないようにしないと、
骨折の危険があります。
■ ■
2019年11月18日、北海道新聞朝刊の記事です。
五輪マラソン・競歩日程は従来通りか 18日実務者協議
札幌で開催される2020年東京五輪のマラソン・競歩を巡り、大会組織委員会が大会最終日の男子マラソンを含む全5種目を従来通りの日程で行う方向で調整していることが17日、関係者の話で分かった。コースでは、両種目とも札幌市中央区の大通公園を発着点に、マラソンは北海道マラソンをベースに市中心部を2周、競歩は直線コースを20~25周する原案をまとめた。18日に札幌で行う関係者による第2回実務者会議で協議する。
従来の5種目の日程は、来年7月31日の男子20キロ競歩から、8月9日の男子マラソンまでの計5日間。札幌開催決定を受け、国際オリンピック委員会(IOC)が男女マラソンの表彰式について、東京・新国立競技場での閉会式の中で行う意向を表明したため、組織委は男子マラソンの日程前倒しを検討。しかし、その後、IOCが男子マラソンの最終日実施を強く求めたため、従来日程を基本に調整することになった。
日程を巡っては、国際陸上競技連盟が男女マラソンの最終日の同時開催など、5種目を8月7、8、9日の3日間で消化する案などを提示しており、組織委はなお検討を続ける方針。
コースの原案は、マラソンはベースの北海道マラソンから郊外の新川通(北区、手稲区)を外し、大通公園を発着点に、北大キャンパスや道庁赤れんが庁舎を含む市中心部を2周する周回コース。ただ、国際陸連は運営効率のより高い6~7周の周回案を示しており、組織委は警備、交通、イベントへの影響などを考慮し、細部を検討する。
競歩は、大通公園を発着点に南北に貫く「札幌駅前通」を活用。男子50キロは1周2キロを25回、男女20キロは1周1キロを20回回る周回コースとする。
コースの決定は国際陸連の了承が必要で、組織委は関係機関と協議。発着点については12月4日のIOC理事会での了承を目指す。(大矢太作、木村直人)

(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
札幌での開催が決まったものの、
日程やコースが大変なようです。
7月31日(金)男子20㌔競歩
8月2日(日)女子マラソン
8月7日(金)女子20㌔競歩
8月8日(土)男子50㌔競歩
8月9日(日)男子マラソン
この日程だと金曜日が2回入っています。
■ ■
札幌駅前通りを通行止めにすると、
物流に大きな影響が出ます。
せめて8月1日(土)を活用してもらえると、
札幌市民としてはありがたいと、
勝手に考えています。
棚ボタの札幌開催ですが、
札幌市民としては、
札幌で開催してよかった
…と言ってもらいたいと願っています。
二重・眼瞼下垂
眼瞼痙攣の診断基準2019
眼瞼痙攣の診断と治療2019
…の続きです。
第28回日本形成外科学会基礎学術集会(仙台)、
シンポジウム3
司会:垣淵正男(兵庫医科大学形成外科)
野平久仁彦(医療法人社団蘇春堂形成外科)
ミュラー筋の真実-2.眼瞼下垂・痙撃・失行
このシンポジウムの最後に、
コメンテーター
京都府立医科大学眼科 渡辺彰英先生から厳しいコメントをいただきました。
■ ■
形成外科の先生が発表された患者さんは、
患者背景や診断基準がまちまちで、
正しく評価できない。
榊原白鳳病院脳神経内科 目崎高広先生からは、
神経内科で眼瞼痙攣と診断する患者さんは、
(痙攣で目を開くことができないので)
ものにぶつかるという症状があります。
…と教えていただきました。
■ ■
私たちが日常診療で遭遇する、
眼瞼下垂症手術を受けたけれど、
眼が開きにくい
まぶたがピクピクする
…という程度では、
眼瞼痙攣とは診断できない
…ということがわかりました。
私は眼瞼痙攣を疑った時には、
信頼できる眼科の先生をご紹介しています。
■ ■
眼瞼痙攣の治療2014に書いたことです。
開業して眼瞼下垂症手術を多くするまで、
約25年間、
恥ずかしながら、
眼瞼痙攣がんけんけいれんをよく知りませんでした。
神経内科の病気だと思っていました。
眼瞼下垂症を訴えて来院される患者さん。
大部分の方は、
手術をすると、よく見える目になります。
先生ありがとうございました
…と感謝されます。
■ ■
ところが、
手術をしても、
開かなくて、
先生、これじゃぁ(不満足)
…ということがあります。
他院で手術を受けて、
うまく開かない患者さんもいます。
■ ■
眼瞼痙攣(がんけんけいれん)の患者さんは、
ふつうの眼瞼下垂症手術をしても、
目が開きません。
Meige症候群めーじゅしょうこうぐんという病気があります。
難しい病気です。
下垂の手術をしても開くようになりません。
眼瞼痙攣にボトックス注射が効きます。
(申し訳ありませんが札幌美容形成外科では実施していません)
■ ■
眼瞼痙攣について、
眼科医にも神経内科医にも認められている診断基準は、
日本神経眼科学会の、
2011年7月に出されたガイドラインです。
本態性眼瞼けいれん(以下、眼瞼けいれん)とは、
眼瞼周囲の筋、主として眼輪筋(がんりんきん)の
間欠性あるいは持続性の
過度の収縮により
不随意的な閉瞼が生ずる疾患で、
他の神経学的、
眼科学的異常が
原因となっていないものと定義される。
何度読んでも難しいですが、
これからも勉強を続けます。
二重・眼瞼下垂
眼瞼痙攣の診断と治療2019
今日は2019年11月16日(土)です。
昨夜、仙台から帰ってきました。
札幌は真冬のような雪景色になっていました。
とても寒いです。
自転車通勤は無理です。
これから長い冬がやってきます。
■ ■
第28回日本形成外科学会基礎学術集会(仙台)で、
私が一番勉強になったことです。
シンポジウム3
司会:垣淵正男(兵庫医科大学形成外科)
野平久仁彦(医療法人社団蘇春堂形成外科)
ミュラー筋の真実-2.眼瞼下垂・痙撃・失行
SY3-1 臨床神経学から診る眼瞼痙撃と開瞼失行
榊原白鳳病院脳神経内科 目崎高広
SY3-2 眼瞼痙攣・開瞼失行の病態
松尾形成外科・眼瞼クリニック/信州大学医学部形成再建外科学教室/浜松医科大学附属病院形成外科 松尾 清
SY3-3 眼瞼痙攣患者における下眼瞼ミュラー筋-組織化学的検討-
信州大学医学部形成再建外科 杠 俊介
SY3-4 眼瞼痙攣に対するADM手術54例の検討
蘇春堂形成外科 野平久仁彦
SY3-5 私の行ってきた眼瞼下垂症手術と眼瞼痙攣・開瞼失行への対応
日本医科大学武蔵小杉病院眼科眼形成外科 村上正洋
SY3-6 経結膜的挙筋腱膜前転術は眼瞼痙攣を惹起するのか?
~個人的経験からの見解~
琉球大学大学院医学研究科形成外科学講座 清水雄介
SY3- コメンテーター
京都府立医科大学眼科 渡辺彰英
■ ■
眼瞼痙攣がんけんけいれんは難しい病気です。
眼瞼痙攣の手術2017
眼瞼痙攣の診断と治療2016
診断が難しい眼瞼痙攣
眼瞼痙攣の治療2014
■ ■
私が眼瞼痙攣に興味を持ったのは、
2014年の第23回日本形成外科学会基礎学術集会(松本)でした。
信州大学形成外科の、
松尾清先生が研究をなさっていらっしゃいました。
私の目を眼瞼下垂と診断してくださったのが、
松尾清教授でした。
眼瞼痙攣がある方は眼瞼下垂症手術をしても、
希望通りの目にならないことがあります。
■ ■
今回のシンポジウムで私が一番勉強になったのは、
榊原白鳳病院脳神経内科 目崎高広先生のお言葉です。
眼瞼痙攣の診断で一番確実なのは、
開瞼できないために
(目が開かないために)
物にぶつかることがある
…ということでした。
単に日中にまぶしい羞明という症状や、
まぶたが痙攣しているだけでは、
眼瞼痙攣の確定診断にはならないということでした。
眼瞼痙攣の診断も治療も難しいです。

医学講座
第28回日本形成外科学会基礎学術集会(仙台)③
有意義だった第28回日本形成外科学会基礎学術集会が終わりました。
仙台空港から札幌に戻るところです。
新千歳空港が雪のためか?飛行機が65分遅れています。
臨床に直結した基礎学術集会は勉強になりました。
今回の学会で一番印象に残ったのが、
『Surgeon-scientistを目指して』
荒井陽一先生(宮城県立がんセンター総長)
…の特別講演でした。
■ ■
学会長の館教授が、
会長挨拶で次のように書かれています。
今回のテーマは、「Surgeon-scientistを目指して」とし、臨床をアクティブに行いながらリサーチマインドを持った将来の形成外科医の姿が見えるような学術集会となるよう企画いたしました。Surgeon-scientistを目指すというテーマ通り、できるだけ臨床に直結した研究を取り上げる予定です。
特別講演は宮城県がんセンター総長の荒井陽一東北大学名誉教授にお願いしております。荒井先生は前立腺癌が御専門で、だれも手術を考えなかった時代から一貫して取り組まれ、安全な手術療法を確立された、いわばSurgeon-scientistを実践された先達でございます。
■ ■
Surgeon-scientist
難しい英語です。
日本語に訳すと、
科学に根ざした外科医でしょうか?
科学的な根拠に基づいて、
常に新しい視点でものを追及する外科医の姿が、
日本形成外科学会基礎学術集会にふさわしい講演でした。
■ ■
荒井陽一先生は泌尿器科医です。
2019年3月まで東北大学泌尿器科教授でした。
京都大学医学部をご卒業後、
卒後2年目で、
京都府の公立豊岡病院へ、
地域で唯一の泌尿器科医として赴任を命じられました。
一人しかいないので、
とにかく何でも診て手術もしなくてはいけません。
■ ■
荒井先生は当時珍しかった前立腺癌の手術を、
弘前の日本泌尿器科学会で講演された、
米国のMyer先生から特別に個人レッスンを受けて教えていただき、
公立豊岡病院で一人で前立腺癌の手術をなさったそうです。
手術がお上手だったので、
無事に癌の手術は終わり成功しました。
すばらしいことです。
■ ■
ところが、
80歳の男性患者さんは、
手術が成功したのに、
喜んでくれなかったんだそうです。
実は80歳の男性患者さんには、
若いパートナーがいらして、
手術後に性機能不全となったことで、
とても怒っていらっしゃいました。
■ ■
当時は前立腺癌が治るだけでもラッキーでした。
80歳の男性に、
まさか若いパートナーがいるとは、、、
それから荒井先生は、
前立腺癌の手術で、
いかに男性の性機能の温存するかを研究されました。
米国に留学され、
世界最先端の手術を見学され勉強されました。
■ ■
今ではロボット手術で、
前立腺癌の手術でも性機能は温存できるそうですが、
荒井先生のご研究で、
勃起や射精に関係する神経が、
どこにあるかよくわかるようになりました。
性機能を温存できる手術は、
術後の尿漏れも少なく、
安心して手術を受けられるようになりました。
■ ■
80歳の男性にパートナーがいるのもすごいですが、
患者さんの不満足から研究をはじめられ、
世界中に役に立つ知見を得られらことはすばらしいです。
私がもし前立腺癌になったら、
性機能は諦めても、
尿漏れにはなりたくありません。
荒井先生のような先生に手術をしていただきたいと思いました。
Surgeon-scientist
科学に根ざした外科医はいいです。
医学講座
第28回日本形成外科学会基礎学術集会(仙台)②
今日は2019年11月14日(木)です。
仙台のホテルで朝を迎えました。
仙台には何回か来ています。
前回は2017年7月1日でした。
第129回日本美容外科学会(仙台)
半日の日本美容外科学会だったので、
日帰りでした。
■ ■
その前に来たのは、
東日本大震災の前だったように記憶しています。
日本熱傷学会で来ました。
実は、
私が中学生の時に、
家族で仙台に来たことがありました。
父親の母校、東北薬科大学に行きました。
大夕張に住んでいた頃でした。
■ ■
当時は国鉄で函館まで行って、
青函連絡船に乗って青森に行き、
そこから夜行寝台で上京するのが、
北海道民が上京する手段でした。
飛行機になんて乗れませんでした。
国鉄で上京するだけで、
当時の本間家には大変でした。
■ ■
はじめて一家で上京した帰りに、
仙台に寄って、
父親の母校の東北薬科大学に行きました。
一つだけ覚えているのは、
松の木があって、
そこで父親が懐かしがっていたことです。
父親は戦争に行きたくなかったので、
仙台の東北薬学専門学校東北薬専に入学し薬剤師になりました。
■ ■
今は東北医科薬科大学となり医学部もあります。
大学のHPにその松の木のことが載っていました。
「瞑想の松」は、樹齢600年以上。
展望台も整備されており仙台市内の街並みが一望できます。
景色のいいところだったことは覚えています。
時間がなくて行けませんが、
仙台に来ておやじのことを思い出しました。
学会と関係がないことで申し訳ありません。
■ ■
今日の学会はとても勉強になりました。
・教育講演1
『眼瞼下垂手術の功罪〜形成外科医が知っておくべき眼表面への影響〜』
渡辺彰英先生(京都府立医科大学眼科学教室 助教)
・シンポジウム3
ミュラー筋の真実―2.
眼瞼下垂・痙攣・失行
京都府立医科大学眼科の渡辺彰英先生のご講演も、
シンポジウムも勉強になりました。
形成外科医は、
目にやさしい眼瞼下垂症手術をしなければならないと教えていただきました。
仙台まで来たかいがあり、
とても勉強になりました。
医学講座
第28回日本形成外科学会基礎学術集会(仙台)①
今日は2019年11月13日(水)です。
明日から、
第28回日本形成外科学会基礎学術集会が仙台で開催されます。
学会長は、
東北大学大学院医学系研究科 外科病態学講座形成外科学分野 教授
館 正弘 たち まさひろ先生です。
国立大学の形成外科は大学院医学研究科になって、
とても長い名前になりました。
東北大学形成外科の先生で優しい先生です。
■ ■
札幌から仙台へは、
飛行機で行きます。
新千歳空港発のANAの最終便は、
18:15発です。
乗り遅れると大変です。
機材は、
ボンバルディアDHC8-Q400という、
74席のプロペラ機です。
■ ■
今回の基礎学術集会では、
『眼瞼下垂手術の功罪〜形成外科医が知っておくべき眼表面への影響〜』
渡辺彰英先生(京都府立医科大学眼科学教室 助教)
…という教育講演があります。
眼瞼下垂症手術を多くしている私としては、
ぜひ聞きたい講演です。
実は2019年2月16日の
第30回日本眼瞼義眼床手術学会で、
渡辺彰英先生の特別講演をお聞きしました。
形成外科医への講演も聞きたいと思いました。
他にも目に関係するシンポジウムがあります。
2日間しっかり勉強してきます。
医学講座
札幌駅新ビル 道内一230メートル
今日は2019年11月12日(火)です。
札幌の朝の天候は雨でした。
少し小降りになったところを、
今日も自転車で通勤です。
正直なところ、
寒くなると自転車通勤はつらいです。
あと数週間で雪道になります。
■ ■
2019年11月12日、北海道新聞朝刊の記事です。
札幌駅新ビル 道内一230メートル
創成川東に新幹線改札 JR計画
JR北海道の島田修社長は11月11日の記者会見で、JR札幌駅南口の札幌市中央区北5西1、西2の両街区に一体的に整備する新ビルのうち、西1街区の高層棟は地上47階建てを目指すことを明らかにした。JRによると、高さ約230メートルで、現時点で道内で最も高いJRタワー(38階建て、173メートル)を超え、道内一の高層ビルとなる。
両街区を一体的に開発する札幌市とJRなどは同日、準備組合を設立し、島田社長と秋元克広市長が札幌市内で記者会見した。
島田社長は、高層棟について「JRタワーより高層のビルを目指したい」と述べ、今月1日に東京・渋谷に開業した渋谷駅直結の高層ビル「渋谷スクランブルスクエア」をモデルに、新ビルを新幹線と各交通機関との結節点としたい考えを示した。
市によると、新ビルは2030年度末の北海道新幹線札幌延伸に向けて、2029年秋の完成を目指す。高層棟には、世界展開する高級ホテルやオフィス、商業施設を併設。西2街区の低層棟には商業施設をつくる。
両街区1階部分にはいずれもバスターミナルを整備。2階には両街区をつなぐ歩行者用デッキをつくり、バスの待合所などを配置し、災害時には帰宅困難者を受け入れるスペースとする。
また、北海道新幹線札幌延伸を踏まえ、創成川東地区に新幹線用の東改札を開設することも検討。その際、創成川を横断し、西1街区の新幹線駅舎と結ぶ歩行者用デッキの設置についても調整する。
準備組合は、札幌市とJR、JRタワーなどを運営する札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズの地権者5者で構成。理事長には札幌市の吉岡亨副市長、副理事長にはJRの小山俊幸副社長がそれぞれ就任した。(袖山香織)

(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
あと10年で、
47階建
230メートルのビルが、
JR札幌駅の東側にできます。
今は青空駐車場になっているところです。
あと10年すると、
私は75歳です。
生きていられるかなぁ~?
■ ■
今のJRタワーには、
JAL系ホテルが入っています。
世界展開する高級ホテルはどこかなぁ~?
高いんだろうなぁ~?
…という思いです。
北海道新幹線が開通したら、
新幹線に乗って山形に行きたいです。
今は飛行機ですが不便です。
■ ■
明日から日本形成外科学会基礎学術集会が仙台であります。
札幌⇔仙台は、
札幌⇔東京より不便なんです。
飛行機の便数は少なく、
料金も札幌⇔東京より高いのです。
JR北海道は巨額の赤字で苦しんでいます。
新しいビルができて、
少しでもJR北海道の経営が改善することを希望します。
医学講座
認定看護師
今日は2019年11月11日(月)です。
昨日の院長日記、
働きながら博士(医学)になるへ、
さくらんぼさんからコメントをいただきました。
看護師がやったことのない方ばかりで尿漏れひどく、
その度に実費で買わねばならず補助金では足りないのです。
せめて泌尿器科の看護師だけでも対応できるようにして頂きたいのです。
■ ■
お困りの様子がよくわかります。
どこの病院でも看護師不足です。
病棟は泌尿器科だけではなく、
他科との混合病棟のところが多いです。
土日は看護師さんの数が減ります。
慣れない看護師さんが担当になることもあります。
私も専門外なのでよく知りません。
申し訳ありません。
■ ■
日本看護協会が実施している、
認定看護師という制度があります。
1997年6月から認定開始となった、
皮膚・排泄ケア認定看護師が、
さくらんぼさんの妹さんのような患者さんのお世話をすると、
症状がよくなると思います。
私も正確な数は知りませんが、
北海道の大きな病院でも数は少ないです。
■ ■
昨日まで書いた、
博士(看護学)と認定看護師制度は関係ありません。
皮膚・排泄ケア認定看護師は、
日本看護協会が認定した
Wound, Ostomy and Continence Nursing, Certified Nurse
通称WOCウォックナース
…という制度です。
・褥瘡などの創傷管理およびストーマ、失禁等の排泄管理
・患者・家族の自己管理およびセルフケア支援のプロです。
■ ■
看護師さんは、
医師と違っていろいろな科を担当します。
私が形成外科医から内科医になることはありませんが、
看護師さんは、
形成外科の病棟から、
内科の病棟へ勤務交代になることもあります。
開業医に長く勤務する看護師さんを除くと、
一生同じ科を担当される方は少ないです。
■ ■
日本看護協会の認定看護師制度も増えています。
全部の認定看護師を持っている人は、
おそらくいないと思います。
忙しい看護師さんが、
認定看護師のために勉強する時間は少ないです。
ただでさえ人手不足で忙しいのに、
認定看護師までは無理というのもわかります。
看護師さんは大変な仕事です。
何とかストーマ、失禁等の排泄管理のプロである、
WOCウォックナースが増えてほしいです。