医学講座
67歳形成外科医としての思い①
昨日の私の67歳の誕生日に、
院長日記やFBで、
たくさんのお祝いをいただきありがとうございました。
67歳の形成外科医としての思いを書きます。
私の医師としての青春時代は、
1989年4月から、
1994年12月まで勤務した、
市立札幌病院です。
■ ■
市立札幌病院に形成外科がなかったため、
所属は皮膚科でした。
病院事務局のご配慮で、
皮膚科外来の前に、
形成外来
…という看板をつけていただきました。
■ ■
皮膚科主任医長の嶋崎匡しまざきただし先生には、
多大なご迷惑をおかけしました。
今になって申し訳ないことをしましたと、
心から反省をしています。
嶋崎先生からは、皮膚科医として、
たくさんのことを教えていただきました。
内科と外科があるように、
皮膚病の診断と治療は皮膚科、
皮膚腫瘍の手術は形成外科がいいと私は考えています。
■ ■
私が皮膚科を標ぼうせずに、
形成外科と美容外科だけを看板に出しているのは、
市立札幌病院時代の思いがあるからです。
67歳の形成外科医として思うのは、
形成外科の保険診療だけで、
形成外科医が開業できて、
ごはんが食べられる時代になってほしいということです。
私が生きている間には無理かもしれませんが、
67歳の形成外科医としての思いを書きます。
“67歳形成外科医としての思い①”へのコメント
コメントをどうぞ
形成外科を身近に知って頂きたいですね。
保険治療をして下さる本間先生の事も。
丁寧な手術をして頂ける本間先生の存在を
こちらの日記を通しても知って頂きたいです。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。私は形成外科という『何をやってんだかわからない科』を、もう少し有名にしたいです。美容外科との違いや、保険診療で受けられる手術についてもっと知っていただきたいです。応援していただきありがとうございます。
先生の日記で学ばせてもらう
までは形成外科と皮膚科は
全く違ものだと思っていましたが、
とても繋がりが深いことが
わかりました。
市立札幌病院は子供の頃から
いろいろな専門科にお世話に
なっています。
傷をきれいにしていただくことは
心の傷の治療にもなりますね。
患者さんの身体と心を両方救って
くださる形成外科のお医者さまが
ご活躍される場所が増えることを
お願いしたいと思いました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。形成外科はまだまだ無名です。美容整形という単語の方が有名です。正式には美容外科ですが美容整形がよく知らせています。形成外科で保険適応で受けられる治療や手術をもっと知っていただきたいです。ご声援ありがとうございます。
わたしが膝の手術をした病院では私が22年前子宮筋腫で全摘をしましたが、その時と同じで皮膚科の中に形成外科があり、形成外科とはこんな科ですと子供の口唇裂の写真がありました。22年前と変わりなかったのです。山形では遅れています。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。そうなんです。形成外科は皮膚科の一部と思われているところがあります。形成外科は外科で手術をメインとする科なんです。整形外科は外科の片隅で診療をはじめたと伺ったことがあります。今では膝が専門の先生、肩が専門の先生、脊柱が専門の先生と別れています。私は整形外科のように、形成外科も有名になってほしいと願っています。皮膚科の一部じゃないのです。