二重・眼瞼下垂
さよならコンタクト
今年も残すところあと5日、
札幌は氷点下5℃の寒い朝です。
平成26年12月26日、朝日新聞朝刊、ひとときへの投稿です。
さよならコンタクト
今秋、私はコンタクトレンズを使うのをやめた。
花の女子大生になった18の春から、「ガリ勉タイプ」と言われた牛乳瓶の底のような眼鏡は夜使い、日中はコンタクトレンズをはめてきた。以来30年以上、出かける時、特にめかし込んだ時にはコンタクトは欠かさなかった。
私の顔は、眼鏡をかけるとただでさえ細く小さな目が縮むし、上を向いた鼻の穴ばかりが強調される。美人顔でないからこそ眼鏡姿は好きではなく、コンタクトを使ってきた。
それが今夏、目を患い、3カ月間眼鏡だけで過ごすことになった。これが楽で、医師からコンタクトの再開許可が下りても、つけたいと全く思わなかった。
洗面台の前で極度の近眼の目をじっと凝らして、桜の花びらより小さく卵の殻より薄いハードレンズを指先で優しくつまみ、こする。今まで朝晩してきたことなのに、想像しただけで苦痛に思えた。
眼鏡をかけ、鏡の前に立ち、決めた。気にしていた見た目よりも心地良さを選ぶ自分の心の変化を、加齢に伴っての自身の変化を受ける入れるべきだと。
これを機に眼鏡も新しくして、さあ、お出かけだ。
(長野県駒ケ根市 岩波美伸 主婦 51歳)
■ ■
高校を卒業して大学生になった時、
あの人誰だっけ?
…とびっくりするほど、
変わった女の子がいました。
整形したのではなく、
「ガリ勉タイプ」の牛乳瓶の底のような眼鏡
…がなくなっただけで変身した、
花の女子大生を知っています。
■ ■
ハードコンタクトレンズを、
30年も使っていらっしゃると、
眼瞼下垂症になる人がいます。
そんなの聞いてない
…と言っても、
下がったまぶたは元に戻りません。
眼瞼下垂症手術をすることになります。
■ ■
50代でも、
60代でも、
ばりばり働いていらっしゃる女性はたくさんいます。
私から見ても、
すごいと思う女性はたくさんいらっしゃいます。
できれば、
ハードコンタクトはやめていただきたいです。
また下垂になる可能性があります。
■ ■
お仕事の時、
特にめかし込んだ時には、
コンタクトもいいでしょう。
でも、
毎日まいにちコンタクトは、
どう考えても目によくないです。
親しい眼科の女医さんは、
みなさん眼鏡です。
投稿者の岩波様に拍手です。
“さよならコンタクト”へのコメント
コメントをどうぞ
私は高一でコンタクトデビューしました。
母の意向です。
授業時間だけ眼鏡をかけていましたが、近眼が進み眼鏡をかける時間が増え母が見苦しいと思ったとのことでした。
それから働いてもコンタクトでしたがやはり眼瞼下垂になりました。
今はおでかけ時にワンディのソフトで、自宅では眼鏡です。
眼鏡の自分はどうしても嫌いです、でも目が楽です。
私も高校生の時メガネで卒業してからハードコンタクトレンズを買いました。 でも目が痛くて充血して ほとんど使用しないまま いまだにメガネ派です。 おしゃれなメガネもたくさんあります。