医療問題
額(ひたい)は顔面でした
額(ひたい)は顔面ではない?
という院長日記を…
2010年6月2日に書きました。
書く前に…
厚生労働省北海道厚生局(011-796-5105)へ電話をして、
確認しました。
電話での回答はできないので、
FAXか書面で問い合わせるように言われました。
■ ■
昨日(2010年6月9日)に回答がありました。
実に一週間もかかりました。
電話での回答によると、
顔面、頭頚部(とうけいぶ)は…
平成20年の診療報酬改定で、
露出部になりました。
頭部の被髪部(髪が生えている部分)
…も含めて露出部だそうです。
■ ■
2年間も間抜けなことをしました。
日本形成外科学会の講習会にも出ていますが、
どうやら聞き逃したようです。
誤った情報をお伝えして、
申し訳ございませんでした。
髪で隠れる部分も、
頭部は頭部なので、
ふさふさの人も、
つるつるの人も、
頭部は露出部です。
■ ■
ただ…
同じ厚生労働省でも、
労災認定の担当である、
労働基準局では、
眉毛,頭髪等にかくれる部分については,
醜状として取り扱わない
という規定のままです。
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時代遅れの認定基準
はいい加減に法律を改正して、
著しい醜状を残すとか
鶏卵大面以上の瘢痕(はんこん)とか
表現方法を含めて、
全面的に改定していただきたいと、
傷を治すお医者さんは願っています。
“額(ひたい)は顔面でした”へのコメント
コメントをどうぞ
額は顔面でないなんておかしいと思ってました。先生一つ間違いに気づいただけでもよかったですね。でもほんとに古い法律なども仕分けしたらいいのにと思います。私も先程麻酔科の先生から 疲れていて身体が弱っているとアレルギー反応が強くでて 口や気管、食道などの粘膜が腫れて呼吸ができなくなることもあるんですよと教えていただき一つ勉強になりました。やはり無理が一番悪いことも指摘されました。