医療問題
当直明けの事故
昨日の朝日新聞の記事にあったような、
激務の後の交通事故を、
私も知っています。
直接、面識があったのではありませんが、
同僚の先生の同期でした。
札幌市南区に、
定山渓(じょうざんけい)という温泉があります。
そこから先は山道で、
中山峠という交通の難所です。
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今でこそ道路が改良されていますが、
昔はカーブが多く、
トンネルもあり、
死亡事故の多発地帯でした。
その先生は、
研修医時代に、
当直明けに仕事をし、
30時間以上の勤務後に、
車を運転していました。
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慎重な運転をする先生だったそうです。
鳥取大学大学院生だった、
前田伴幸先生(当時33歳)と同じように、
対向車と衝突して亡くなりました。
搬送されたのは、
ご自分が勤務していた、
救命救急センターでした。
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私は、数多くの事故を見てから…
衝突しても死なない車。
安全性の高い車を選ぶようにしています。
エアバッグも、
オプションの時代から付けていました。
その代わりCDは無しでした。
チャイルドシートも、
25年以上前からつけていました。
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若くても…
当直明けは疲れます。
救急の仕事は特に疲れます。
疲れていると、
医療事故を起こす可能性もあります。
当直明けで疲れている先生に、
医療事故を起こされたら大変です。
今の国の医療政策では、
この辺の方針がまったくなっていません。
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厚生労働省は、
医療と労働を扱うお役所です。
今の医師数では、
絶対に労働基準法を守れないのに、
都会も田舎も同じ基準で、
医師に当直を義務づけています。
緊急の患者さんを断れない、
応召義務もあります。
何とか考えてほしいものです。
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私はお酒もあまり飲みません。
風呂に入って寝るのが、
唯一の楽しみです。
当直明けに、
風呂にも入れずに、
翌日の激務をこなすのが現実です。
当直明けには、
ゆっくり風呂に入って、
熟睡できるようにしてくれると、
救急医になる人も増えると思います。