昔の記憶
どこでも眠れる特技
私は、高校生の頃から…
徹夜が苦手でした。
試験前で…
まだ覚えなければいけないことが…
山ほどあるのに…
うとうとと…
居眠りをしてしまい…
気がついたら朝だった…
…なんて経験はたくさんあります。
■ ■
試験が終わったら…
とにかく眠りたい…
毎日、日曜日で…
起きなくてもいい日だったら…
どんなに心地よいことか…
…と思っていました。
その頃から、
どこでも眠れる‘技(わざ)’が…
自然と身についたようです。
■ ■
高校生の頃ですら…
わずか15分程度の通学バスの中で…
帰りに…
居眠りをして…
乗り越したことがありました。
JA帯広厚生病院に勤務していた時、
札幌→帯広へJRで帰る時は、
特に注意していました。
■ ■
JRのスーパーおおぞら釧路行きは、
帯広の次は…
終点の釧路でした。
乗り越すと大変なので…
居眠りをしないように…
起きていました。
帯広終着の列車では…
爆睡して…
お客さん終点ですょ
と車掌さんに起こしてもらったこともあります。
■ ■
研修医の間は、
居眠りをする暇はありませんでしたが、
専門医になってからは、
手術室の床に…
体育すわりをして、
手術と手術の合間や、
他科再建がはじまるまでの、
待ち時間によく居眠りをしました。
(深夜0時過ぎの時間帯とかです)
■ ■
私以外の先生でも、
手術室の隅で、
居眠りをする人はいました。
ちょっとの時間を見つけて、
居眠りをして、
自分の番になったら、
しゃきっと起きて、
ぱっと手洗いをしに行ったものです。
外科医には、
どこでも眠れる特技を持った人が、
多いと思います。