院長の休日

「さようなら」に笑顔

 平成22年9月21日、朝日新聞朝刊、ひとときへの投稿です。
 「さようなら」に笑顔
 マンションの駐車場で、同年代の女性とすれ違った。ベビーカーを押したその人は、「こんばんは」と私が言うと、携帯電話を取り出し、下を向いた。
 一戸建ての家からマンションに引っ越して2年。一戸建てに住んでいたころはあり得なかったことだ。あいさつをするのは当たり前だと教えられて育った。ここではあいさつを無視する人が多い。私と同世代の、子を持つ親たちだ。私は未婚だが、そんな親にはなりたくないと思う。
 先日、エレベーターを待っている少年がいた。
 「こんばんは]。私は声をかけた。小学4年生くらいのその少年は、はにかんだように「こんばんは」と答えた。私は2階、少年は4階のボタンを押した。狭い空間に2人きり。数秒聞、エレベーター内は無言だった。
 2階に着くと、少年に軽く会釈し、私はエレベーターを降りた。その時、背後から「さようなら」という少年の声が聞こえた。私は振り向き、「さようなら」と笑顔で返した。
 最後に「さようなら」と言葉にしたのはいつだっただろう。友達が転校した日か、卒業式だったか。悲しいはずの「さようなら」の響き。しかし、少年と交わした「さようなら」は私の心を温かくした。10年後、20年後もあいさつのできる大人でいてほしいと願う。
 (千葉県 流山市 高橋いづみ 会社員34歳)
 (以上、朝日新聞より引用)
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 私が住んでいるマンションに、
 ご婦人と娘さんがいらっしゃいます。
 毎朝、小太郎くんという、
 黒と白のポメラニアンが、
 散歩へ出かけます。
 朝、エレベーターで、
 小太郎くんと会うのが楽しみです。
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 小太郎くんは元気なわんこです。
 通勤途中で会っても、
 「おはようございます」と挨拶をします。
 札幌市内のマンションでは、
 住人同士が挨拶をするところが多いです。
 あいさつは大切で、
 気分をよくしてくれます。
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 最近の子どもは、
 見知らぬ人にあいさつをしないように、
 学校で教育しているのかも知れません。
 一人だとあいさつは気恥ずかしいですが、
 ペットを連れていると…
 気軽
 あいさつができます。
 私は住人があいさつをする
 今のマンションを気に入っています。

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