医療問題
医療事故を防ぐには①
誰でも、医療事故にはあいたくありません。
医療者側も…
医療事故を起こしたくはありません。
以前にも書いたことがあります。
医療は車の運転と同じです。
条件が悪い道路を走ると
必ず事故に遭う危険性が伴います。
悪路で、視界が悪い山道でも、
必要に迫られて走る必要はあります。
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どんなに慎重に運転しても、
がけ崩れや…
橋の崩落にあってはたまりません。
そういう‘医療’もあります。
自動車事故にには、
自賠責という強制保険があります。
残念なことに医療事故には、
任意保険しかありません。
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医療事故が社会問題になって、
国も積極的に政策を練っています。
リスクマネージャーとか
サブリスクマネージャーとか、
インシデントレポートなど、
横文字の単語ばかりが目立ちます。
いくらリスクマネージャーをつくっても、
インシデントレポートを書いても、
事故は減りません。
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医療事故を防ぐ一番のポイントは、
教育と
訓練だと思います。
今の医学教育では、
医師になるにも、
看護師になるにも、
ペーパーテストに合格すればOKです。
国家試験前には、
徹夜で勉強しています。
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晴れて…
医師免許証を手にしても…
看護師免許証を手にしても…
何もできないところからスタートします。
旧帝大とか有名私大とか、
大学の難易度とは関係ありません。
無名の私大の方が…
よい医学教育をしていることもあります。
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医師が医療事故を起こさないためには、
良き師について、
たくさん失敗を重ねることです。
他人の失敗をたくさん見ることです。
誰でも医療事故を起こすリスクはあります。
大切なのは、
事故が起こりそうになった時に、
横に座っていて、
補助ブレーキを踏んでくれる、
教官につくことです。
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医師免許取得時は、
自動車でいうと、
仮免許運転中と同じです。
良き師匠について、
運転が上手になるまでは、
しっかりと教育してもらう必要があります。
私は、
北大形成外科という素晴らしい教習所で、
大浦武彦先生という、
素晴らしい師匠=教官についていただき、
事故を起こさずに運転ができるようになりました。