医学講座
まぶたの形と遺伝②
お母さんが眼瞼下垂だと…
おばあちゃんや…
お母さんの姉妹にも…
眼瞼下垂が多いのは事実です。
札幌美容形成外科では、
親子や姉妹で…
手術を受けてくださる方も
たくさんいらっしゃいます。
■ ■
親子や姉妹の場合は、
術後の経過も良くわかっていらっしゃいます。
ただ…
お嬢さんより、
お母さんが回復に時間がかかります。
下垂の程度が大きく…
皮膚切除の必要があるからです。
■ ■
一般的なことですが、
どんなに美しい方でも…
年齢とともに皮膚が伸びます。
眼瞼下垂症講座⑨【切開の長さ】という、
2010年5月11日の院長日記に書いてあります。
加齢による眼瞼下垂症では、
皮膚が余って伸びています。
どんなに高価な…
カシミヤのセーターでも…
長年着ていると…
伸びてしまうのと同じです。
人間の皮膚も…
加齢とともに伸びます。
■ ■
眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)
なんて病気は、
中学校でも高校でも習いません。
医学部の講義ですら、
ちょっと触れるられる程度です。
看護学部の講義や、
看護師さんの国家試験問題にも、
まず登場しません。
■ ■
札幌美容形成外科へいらっしゃる患者さんは、
ネットで調べいたら…
娘さんが偶然に見つけて…
こんな病気があったんだ!
…とまず驚かれます。
丹念にHPをご覧になって…
Chapter“27” 二重埋没法手術と眼瞼下垂手術
…のマンガを見て!
これって私のことじゃん!
■ ■
おそるおそるクリニックを受診なさって…
いっしょにいらしたお母さんも、
眼瞼下垂症と診断されることもあります。
昔は、
ご高齢で…
目がまったく開かない人しか
この手術を受けていませんでした。
今は、若い方でも手術をしています。
■ ■
手術を受けられる年齢は、
10台~80台まで。
年齢に応じて手術方法も異なります。
若い頃は下垂の症状がなかったのに、
ハードコンタクトを長期間使用していると、
30代後半でも下垂症状が出て来ることもあります。
まぶたの力が弱い家系の方は、
特にお気をつけください。