医学講座

快適な生活のための手術

 医学は進歩しました。
 糖尿病などは…
 職場の健康診断で見つかり、
 早期に発見して、
 早期に治療すると、
 糖尿病そのものも、
 目や
 腎臓に起こる、
 さまざまな合併症を減らすことができます。
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 眼瞼下垂症は、
 まだまだ知られていない病気です。
 信州大学形成外科の、
 松尾清教授が、
 ためしてガッテンで広めてくださいました。
 一部の眼科医には、
 批判的な意見があることは知っています。
 日本だけではなく、
 海外でも眼科形成外科の間で、
 論争が起こることもあります。
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 2010年5月5日の院長日記、
 眼瞼下垂症講座③【小さな目】に、
 さくらんぼさんがコメントをくださいました。
 たぶん 医学が進歩した今も
 ほとんどの方は極端な場合を除き
 遺伝と片付けていると思います。
 眼瞼下垂症であると
 ほとんどの方が思わないと思います。
 私自身 形成外科の事も、
 眼瞼下垂症の事も先生のblogを拝見するまで
 まったく知りませんでした。
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 もうひとつ
 美容外科は保険が利かないし
 高いと思っていた誤解です。
 このご意見が、
 ごく普通の人が考える、
 世間の常識です。
 私たち形成外科医ですら、
 松尾先生が熱心に啓蒙されるまでは、
 認識不足でした。
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 私は開業して6年が過ぎました。
 他の美容外科二重全切開をしたのに、
 二重になれずに、
 高額のローンと
 まぶたの傷だけが残った方の手術をしました。
 埋没法で二重になれなかった方や、
 埋没法が取れた
 眼瞼下垂症の方の手術をたくさんしています。
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 美容目的で二重の手術をしたのに、
 二重になれないのは、
 まぶたを上げるモーターである、
 眼瞼挙筋が弱いことが一因です。
 残念なことですが、
 医学部でも詳しく教えていません。
 医師国家試験にも出ません。
 なんちゃって美容外科医の中には、
 このことを知らない人もいます。
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 年齢とともに、
 まぶたが下がってくるのは、
 トシだから仕方がないと…
 諦めないでください。
 私は…
 まぶたが下がって見にくいのに、
 無理して外出して、
 横から来た自転車が見えなくて…
 衝突した人を知っています。
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 転倒して骨折でもすると、
 高齢者はとたんに弱ります。
 下がったまぶたで転倒して…
 骨折しないように
 垂れ下がったまぶたをお直ししましょう。
 すっきりとした目で、
 快適に老後を過ごすのは、
 良い考えだと思います。
 加齢遺伝だと諦めないで…
 勇気を出して手術を受けてください。

“快適な生活のための手術”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    先生のblogを拝見し初めて眼瞼下垂という病気を知りました。
    母はくも膜下出血で頭を手術した後遺症から左瞼が垂れました。後遺症だから仕方ないと思っていましたが 治せる病気だとわかりました。
    ただ 先生がおっしゃるように もう歳だからとかいうようになり 姉が白内障手術後、目が見えなくなったので 怖くてしたくないと言っています。
    でも 片目のジャックみたいで 子供にも怖がられ、写真に写るのも嫌がり、危ないので 保険効く手術なんだから 危なくない老後を元気で過ごして欲しいと娘の私は思っています。

  2. らずべりぃー より:

    本間先生は、眼瞼下垂の治療を積極的にされており、尊敬出来る先生のお一人です。後期高齢者や高齢者に多いですが、街で見かける若い方の中にも下垂では?と思うことがあります。症状(目が開け辛い、頭が重いなど)がある場合は、診てもらったほうがいいと思います。

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