院長の休日
気をつけていること①
私の健康法という日記を、
2006年11月6日に書きました。
医師という職業は仕事が不規則で
自分の健康管理が難しいのが特徴です。
医者の不養生とはよく言ったものです。
大学病院に勤務していた時に
健康診断で中性脂肪とコレステロールが
正常値をはるかに超えていました。
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内科の友人に相談したところ
運動をすれば良いと教えてくれましたが
朝7:00に出勤し夜10:00に帰宅する生活では
スポーツクラブへ行く時間などありません。
大学病院の中で運動する方法など
なかなかありません。
困っていたところ
整形外科の石井教授が
階段で医局まで歩いて上がられるのを目にしました。
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私の医局は最上階の13階でしたので
階段で上がることは
考えてもみなかったのですが挑戦しました。
最初は5階、
その後8階、
10階と
少しずつ休まずに上がれるようになりました。
■ ■
48歳で退職する頃には
13階までスタスタと上がれるようになり
検査値も正常になりました。
札幌美容形成外科が入っているビルは
6階までしかないのですが
朝は屋上まで階段で上がっています。
通勤でもなるべくエスカレーターは使わずに歩いています。
階段男という、
2008年5月4日の院長日記にも書いています。
伊東四朗さんも階段の愛用者です。
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私が医学生だった30年前、
医者は…
産婦人科以外は…
自分の科の病気で死ぬと言われていました。
白血病の研究者は白血病で。
心臓の専門家は心臓病で。
今は…
必ずしも当てはまらないと思います。
でも医者は短命なようです。
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この一年の間に、
私が知っている先生が何人か亡くなりました。
現役の医学部教授でした。
自分の健康は、
なかなか自分で管理できません。
苦しんで死なないように、
日常生活でできることから、
すこしずつ気をつけています。