医学講座

鼻の壊死(えし)症例

 昨日の院長日記でご紹介した韓国の、
 鄭東學(ジョン・ドンハク)先生。
 英語表記は、Dong-Hak Jung先生。
 私が日本人に見ていただきたいのが、
 鼻の壊死症例です。
 昨年の日本美容外科学会で発表されました。
 PRSという米国形成外科学会誌にも掲載されています。
      ■         ■
 私がヒアルロン酸による鼻プチ整形を、
 2009年3月に中断したのは、
 ジョン先生の発表を見たからでした。
 すべてのヒアルロン酸で、
 このようになるのではありません。
 昔、コラーゲンでも壊死の副作用が出ました。
      ■         ■
 ヒアルロン酸注射は、
 簡単だから…、
 歯科医師先生まで、
 しわの治療に使われるようです。
 しわ治療が、
 歯科医師免許で可能かどうかわかりませんが…
 フィラーといわれる注入剤はこわいです。
      ■         ■
 入れすぎや、
 血管内に間違って入れてしまうことによって…
 鼻の皮膚が壊死(えし)になります。
 植物が枯れるのと同じです。
 枯れた枝は切らなければなりません。
 植物はまた芽が出ますが、
 人間は芽が出て鼻が再生することはありません。
      ■         ■
 一度壊れた鼻を治すのは大変です。
 これだけ鼻の壊死症例を発表している先生は、
 世界中探してもジョン先生だけです。
 下の写真は先生のHPから引用しました。
 こうなったら…
 腕の良い形成外科医でもお手上げです。
 先生のクリニックの名前は、
 心美眼
 しみあんSHIMMIANといいます。
 韓国の美容のメッカ、
 江南にあります。

注入剤によって壊死になった鼻
上の鼻が左のようになって、右が再建手術後

Jung先生のHPより引用

“鼻の壊死(えし)症例”へのコメントを見る

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ