医学講座

患者仲間

 さくらんぼさん御一行様は、
 山形大学の患者さん仲間と…
 …姉妹、
 …おともだち、
 …と伺いました。
 とても明るい方ばかりでした。
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 同病相哀れむという言葉があります。
 どうびょう_あいあわれむです。
 古い言葉です。
 マイナスの響きがありますが…
 同病ほど…
 心強いはありません。
 親戚以上につよい(きずな)ができます。
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 お医者さんの説明は…
 聞いても難解な医学用語が出てくるし…
 緊張して聞いても…
 頭に血がのぼって忘れてしまいます。
 手術はこわいし…
 まな板の鯉(こい)になって…
 そのまま死んだらどうしよう…?
 …なんて考えてしまいます。
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 その点…
 同じ病気で手術を受けた人は、
 病気の大先輩です。
 手術なんてこわくない…
 手術室さ入ったら…
 点滴から薬入って…
 眠っちまったらわからねぇ…
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 おしっこの管(くだ)は…
 次の日に看護師さんが抜いてくれる…
 注射器で水抜いて…
 引っ張ったら抜けておしまいだぁ…
 抜糸は痛くねぇ…
 ちょっとちくちくするだけ
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 こんな言葉だけで安心できます。
 自分と同じ手術を受けた人が、
 元気に話している。
 それだけで勇気づけられるものです。
 難病には患者会もあります。
 とても参考になります。
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 私は朝日新聞の患者を生きるという記事を、
 毎朝読んでいます。
 今週は、
 サッカーJ1大宮、塚本泰史さんの、
 骨肉腫について書かれています。
 その前は精巣腫瘍(しゅよう)、
 その前は喉頭がんの記事でした。
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 患者さんがどのように病気と闘い…
 どのように対処したか…?
 毎回、内容が充実しています。
 さくらんぼさんには、
 無事に冬の手術を乗り切っていただき、
 ぜひ来年も、
 北海道にいらしていただきたいと願っています。
 患者仲間の方も応援しています。

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