医学講座
第111回日本美容外科学会②
昨日の学会報告の続きです。
パネルディスカッション②は、
眼瞼手術のピットホール
ピットホール=‘落とし穴’
座長は、
蘇春堂形成外科の野平久仁彦先生です。
野平先生は、
北大形成外科の2年先輩です。
蘇春堂形成外科の院長です。
■ ■
私が卒後2年目、
新婚ほやほやの時に、
釧路労災病院形成外科でご一緒でした。
私が卒後2年目、
野平先生が卒後4年目。
昔は卒後4年目で、
釧路労災病院形成外科のトップでした。
■ ■
私は卒後2年目で、
何もできない形成外科医。
野平先生は、
卒後4年目で、
何でもやってやる形成外科医でした。
当時から…
すごい先生でした。
■ ■
その後…
野平先生は米国へ留学されました。
帰国後に室蘭の日鋼記念病院で…
素晴らしいおっぱいをたくさん再建されました。
野平先生の作ったおっぱいは、
それまでの北大の歴史を変えるほど…
美しいものでした。
■ ■
蘇春堂形成外科に移られてからは、
目の手術で有名です。
第30回日本美容外科学会では、
蘇春堂形成外科と学会場をビデオで結び、
目のライブサージェリーを
私たちに見せてくださいました。
形成外科でも美容外科でも有名な先生です。
■ ■
眼瞼手術のピットホールでは、
4人の先生が発表されました。
埋没法に関する演題が2つ。
眼瞼下垂の演題が2つです。
有名な4人の先生が発表してくださいましたが、
感想は…
『目の手術は難しい』でした。
■ ■
どんな名人がしても、
埋没法は取れることがあるし…
どんな名人がしても、
眼瞼下垂症は修正が必要なことがあります。
患者さんの目を…
見た目も…
機能的も…
良い目にするのが難しいことが…
あらためて勉強になりました。
■ ■
落とし穴がわかると…
穴に落ちないように…
手術ができます。
とても有意義な学会を開いてくださった、
大竹先生ありがとうございました。
聖路加国際病院形成外科の
先生、看護師さん、スタッフの方、
ありがとうございました。