医学講座
第3回日本創傷外科学会③
日本創傷外科学会報告の最後です。
私が印象に残ったのは、
特別講演Ⅲ「治りにくい傷を治す」
神戸大学形成外科、准教授、
寺師浩人(てらしひろと)先生の講演でした。
先生は、
1986年大分医科大学(現大分大学)医学部医学科をご卒業。
2001年から神戸大学形成外科の助教授に就任されました。
■ ■
形成外科医の仕事に、
下肢の傷を治すという…
実に大変な分野があります。
糖尿病患者さんの足。
重症下肢虚血(じゅうしょうかしきょけつ)という…
血管が詰まってしまう病気の足。
とても治りにくく…
形成外科医泣かせです。
■ ■
寺師先生の講演をお聞きして、
形成外科の守備範囲も広くなったものだと…
つくづく実感しました。
下肢の傷を治す先生は、
真面目で
忍耐強く
へこたれない
先生です。
■ ■
北大関連の病院では、
市立札幌病院形成外科の…
堀内勝己先生が活躍しています。
2009年6月20日の院長日記でご紹介しています。
寺師先生のご講演をお聞きして、
足のレントゲン写真が大切であること、
Blue toe syndromeという…
こわい病気があることを知りました。
■ ■
開業医レベルの形成外科では、
足の治りにくい傷は大変です。
糖尿病専門医、
循環器内科医、
血管外科医、
透析専門医など…
たくさんのお医者さんが必要です。
■ ■
足の治りにくい傷は、
神戸大学形成外科の寺師先生です。
北海道でしたら、
市立札幌病院形成外科の
堀内勝己先生です。
真面目で忍耐強く
よく勉強していらっしゃる
すばらしい先生です。
■ ■
今(22:00)、東京から帰って来ました。
東京は暑かったです。