医学講座
美容外科を上手に利用2014
私のように、
形成外科の勤務医を長くした医者でも、
♡美容整形♡とは無縁でした。
どんな人が整形するのか?
興味もありませんでしたし、
女優さんの名前すらよく知りません。
(今でもTVを見ないので知りません)
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形成外科から美容外科
2007年3月27日の院長日記です。
恩師の大浦武彦教授は、
形成外科と美容外科は車の両輪のようなもの。
形成外科を専攻するからには
美容外科も勉強しなければならない。
と常におっしゃっていらっしゃいました。
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当時の私は、
美容外科医になるとは夢にも思っていませんでした。
北大病院に勤務して、
先輩や同僚と楽しく仕事をしていました。
ちょうど自分の子供が生まれ、
自分の子供と同じ年齢の赤ちゃんの手術を担当させていただき、
少しでもキレイに治したいと努力していました。
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私が美容外科に興味を持ったのは、
2007年3月2日に書いたコラーゲンの臨床試験の担当を命じられてからでした。
教授からは、美容外科は形成外科以上に厳しい結果を求められる。
患者様の対応にも十分留意するようにと指導を受けました。
当時、担当させていただいたコラーゲンの患者様のことはよく覚えています。
私の率直な印象は
『こんなにキレイな方なのにどうしてコラーゲンでシワなんかとるの?』でした。
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私も最初は、
こんなにキレイな方なのにどうして?
率直な感想でした。
今は違います。
まめにお手入れをしているから、
いつまでもおきれいなのです。
どんなに立派な家でも、
手入れをしないと傷みます。
人間の肌も同じです。
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有名な女優さんの生涯を、
若い時から順に放送することがあります。
ある時点から、
目の形が変わったり、
シワが減ったりしています。
うちの奥さんは私以上によく観察しています。
美容外科を上手に利用なさると、
同年代の方より若く見えます。
私はいいことだと思って仕事をしています。