医学講座
社内の飲み会の準備は仕事?
昨日の院長日記、
2016年10月8日、朝日新聞の記事、
「死んでしまいたい」
電通の女性新入社員自殺の続きです。
電通では、
社内の飲み会の準備をする幹事業務も
新入社員に担当させており、
「接待やプレゼンテーションの
企画・立案・実行を実践する重要な訓練の場」
と位置づけている。
飲み会の後には「反省会」が開かれ、
深夜まで先輩社員から細かい指導を受けていた。
■ ■
酒が飲めない私は、
病院の宴会や飲み会が苦手でした。
特に毎年12月は、
連日忘年会がありました。
一次会だけならまだしも、
二次会→三次会は過酷でした。
あっ
先生また寝てる
…とよく言われました。
■ ■
大学の忘年会幹事は、
優秀な同期にお任せして、
私はもっぱら写真係りをしていました。
写真係りは飲まなくてもいいし、
どうせ本間は飲めないからで許されました。
いい医局でした。
今でもだいたい一次会で帰ります。
■ ■
電通の新入社員、
高橋まつりさん(当時24)は2015年12月25日、
住んでいた都内の電通の女子寮で自殺。
高橋まつりさんも、
私と同じで宴会が苦手だったのかも?
そんなことを思ってしまいました。
担当部署の人数が14人から6人に減り、
新入社員に宴会の幹事までさせるのは過酷です。
接待やプレゼンテーションの
企画・立案・実行を実践する重要な訓練の場とは思いません。
心からご冥福をお祈りしています。
=東京・霞が関の厚生労働省(以上、朝日新聞より引用)