医学講座
担当医の名前は書いてください
メール相談への礼儀
2016年5月16日の院長日記です。
私は自他共に認める、
ばかが10個くらいつく、
くそ真面目な人間です。
曲がったことは大嫌いです。
人をだますのも大嫌いです。
自分もだまされたことがあります。
■ ■
メール相談へのお願い
2015年7月30日の院長日記です。
最低限必要なのは、
いつ、
どこで、
どんな治療を受けたか?
お名前もフルネームで、
住所も電話番号もしっかり記載してください。
そうしないと正確に回答できません。
■ ■
メールの送信は、
相談フォームからその都度送信してください。
そうすると、
自動返信メールが届きますし、
セキュリティーがしっかりしたメールになります。
もし心配なことがあれば、
治療を受けたクリニックに、
何という薬を、
どれだけ注射したか聞いてください。
■ ■
法律で定められたカルテの保存期間は5年間です。
どんなクリニックでも、
法律で、
治療内容を記載する義務があります。
自分がどんな治療を受けたのか?
何という薬を注射してもらったのか?
正確に知っておくことが大切です。
ネットの情報にはうそもたくさんあります。
注意してください。
■ ■
困るのが、
次のようなメールです。
【お名前】:はなこ
【性別】:女性
【年齢】:22
【ご住所】:〒 0600001 北海道札幌市
【電話番号】:060-000-0000
【メールアドレス】:hanakokomattemasu@gamail.com
【ご相談項目】:眼瞼下垂
【ご相談内容】:自分の目が眼瞼下垂と他の病院で言われました。その病院では保険適応にならないと言われました。保険適応になるかどうか写真で見てもらえますか?
■ ■
メールでいくら相談してもらっても、
実際に診察をしてみないとわかりません。
北海道以外からの相談メールも多数届きます。
どこの病院で手術を受けたのか?
今までに何回手術を受けたのか?
詳しくわからなければ正確な回答はできません。
せめて姓名くらいは入力するのが、
最低限の礼儀だと私は思います。
■ ■
奥さんと喧嘩しながら返信することもあります。
『メールの返事書いているから静かにして!』
『考えているから黙っていて!』
家内も負けじと反論します。
『あなたは四六時中仕事をしている。』
『家庭の団欒(だんらん)というのがない。』
『じゃぁ、あんた代わりに書いてょ!』
■ ■
私は働き者の頑固おやじです。
メールのご返事も…
ためてしまうと書けなくなるので、
時間がある時に…
すぐに、ご返事をするようにしています。
返事に困るメールもいただきます。
できる限り、
親切にご返事を書くようにしています。
最低限の礼儀はわきまえて送信してください。
そのほうがいっぱい返信を書いてもらえます。
■ ■
最近はセカンドオピニオンを求めるようなメールもいただきます。
こんにちは。
この医師の見解について先生のご意見をお伺いしたいと思うのですが、
よろしいでしょうか?
私はある美容外科にカウンセリングに参りました。
いただいた見積りに、なぜか静脈麻酔が入っておりました。
静脈麻酔について質問をしたところ担当の先生から次のような回答が来ました。
以下は、そのコピペです。
相談者からのメールには、
どこのクリニックに行ったのかも?
担当医の名前も書いていませんでした。
■ ■
はぁ~またかぁ~
相談者のお名前は書かれていましたが、
行ったクリニックの名前も
先生の名前も書いていませんでした。
もし無料で静脈麻酔がついているのでしたら、
その先生はいい先生の可能性があります。
でも【見積り】と書かれていたので、
おそらく【無料相談】【無料カウンセリング】の美容外科で、
腕のいい受付さんが作成した見積もりだと思います。
■ ■
美容外科は簡単ではありません。
『切る手術』はキズが残ります。
相談者の方には、
目の手術は眠る麻酔を避けてください
オプションをすすめる美容外科は避けて
…をぜひ読んでいただきたいです。
くそ真面目な62歳の(美容)形成外科医からの助言です。