二重・眼瞼下垂
【失敗】と言われる方に
札幌美容形成外科には、
実にたくさんの方から相談が来ます。
それだけ頼りにされているんだなぁ~
…と思いながら返事を書いています。
中には、
うちの職員が見ても、
お気の毒という患者さんがいます。
形成外科専門医が手術をしたのに、
悲惨な結果の患者さんもいます。
■ ■
私が手術をしても、
左右差が気になる
…と言われることがあります。
目を開く力が弱いので、
片目だけ開かないこともあります。
再手術になることもあります。
何度も手術をした患者さんもいます。
■ ■
相談で【失敗された】と書いて来る患者さんに、
執刀してくれた先生を聞くと、
【なんちゃって美容外科医】ではなく、
実績のある先生のことがあります。
目の手術は難しいです。
手術後にじっとしていないと、
傷に赤味が出ることがあります。
二重のラインが浅くなることがあります。
■ ■
読んでいただきたいのが、
私自身の手術体験記です。
手術後一年の経過
自分で体験してみて…
やはり…
傷が治るには…
時間がかかるなぁ…
…とつくづく思います。
医師は経過はわかっても…
感覚まではわかりせん。
患者さんになってみて…
はじめて感覚がわかりました。
■ ■
手術したなぁ~
…という感覚は、
手術から半年は続きます。
見た目も違いますし…
瞼を触ると…
自分の瞼が…
手術したんだから…
そっと触って…と言っています。
■ ■
私は典型的なおっさんなので…
女の人が嫌う…
おしぼりで顔を拭くのが好きです。
顔を洗うのも好きですし…
お風呂上りには…
タオルでよく顔を拭きます。
タオルでごしごしが好きでした。
■ ■
このタオルで顔を拭くのが…
なかなかできません。
まぶた以外は大丈夫ですが…
傷に触るとまずいので…
手術から半年は…
そっと洗うだけでした。
今でも前のようにごしごしはしていません。
■ ■
手術から2ヵ月は…
寝ている時に目に触らないように、
アイマスクをしてい寝ていました。
アイマスクをすると…
真っ暗でよく眠れました。
途中で取れていたこともありましたが…
アイマスクは効果的でした。
■ ■
眼瞼下垂手術体験記_⑨(痛くない方法)
…も参考になります。
アイマスクをして…
アイスノンベルトで冷やしても…
腫れますし…
そこそこ痛みもあります。
耐えられないことはありません。
私は痛み止めも1~2回だけした。
2回目は、
じっとしていて腰痛になったためです。
■ ■
痛くない方法があります。
私はいつも患者さんに説明しています。
じっとしてれば痛みは軽度です
痛いのは…
身体が出している信号です。
痛い時は、何か原因があります。
痛いことはしないでください。
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たとえば…
痛いのに…
手術後に無理をして…
目をぱちぱちすると痛いです。
少し上の方を向くと痛いです。
下向きが楽です。
まぶたを動かさないと楽です。
■ ■
手術後でも…
食事の時や…
トイレの時は…
見なくてはなりません。
薄目を開けて…
下を少し見る程度は可能です。
まぶたを動かさないようにして、
ちょっと下を見るだけです。
■ ■
そうすると…
縫った部分には力がかかりません。
ですから痛みもありません。
手術で縫うのは、
傷を寄せるだけです。
傷が治るのは、
自分の身体が傷に反応して…
傷をくっつけるのです。
■ ■
傷から…
植物の根が生えるように…
細い血管が伸びてきて…
その血管同士が吻合(ふんごう)します。
つまり傷の血管がくっつきます。
こうして傷は治ります。
治るまでの間は、
なるべくじっとしているのです。
■ ■
まぶたを開け閉めすると…
傷の部分が動きます。
せっかく伸びた血管が切れます。
挿し木(さしき)で…
植物を増やす時に…
根が生えるまでそっとしておくのと同じです。
ラベンダーは挿し木で増えます。
痛くない方法は、
傷の治りにも良いのです。
手術後の安静が大切な理由です。
【失敗】されて次に直してもらう時には、
【失敗】の原因をよく考えてくれる先生をおすすめします。