医学講座
眼瞼下垂症講座⑧【安静】
昨日の日記に…
先日手術を受けていただいた
看護師さんからコメントをいただきました。
ありがとうございました。
以前に埋没法を受けた時より、
腫れが少なかったとお褒めいただきました。
腫れには個人差があります。
脂肪切除をしたり、
抜去する糸が多いと、
腫れは大きくなります。
■ ■
手術後の腫れには…
患者さんご自身の安静度も関係します。
手術してすぐに携帯を取り出し…
ご自分の目を写真に撮り…
携帯で…
必死にメールしているような方は…
どうしても腫れが強くなります。
看護師さんは、
しっかり安静を守っていただいたので…
私が驚くほどキズがきれいでした。
さすがプロです。
■ ■
包丁で指を切ったとします。
絆創膏を当てて…
指を使わないでじっとしていると…
キズはキレイに治ります。
無理に指を使って、
料理や…
掃除などをすると…
指の傷は治らず…
キズも痛くなります。
■ ■
目も同じです。
目を使ってものを見ると、
瞼は動きます。
キズが落ち着くまで…
じっとしていてくださると…
赤味もなくキレイに治ります。
パチパチ目を動かすと…
キズがくっつかず赤味が出ます。
■ ■
少しでも赤味を少なくして…
早く治したければ…
手術後一週間は…
何もせずに…
音楽でも聴いて…
休んでいらしてください。
そうすると…
キレイに治ります。
■ ■
抜糸したら…
キズがくっついていると思うのは誤りです。
キズがしっかりくっついて
安定するまでには…
3~6ヶ月もかかります。
抜糸した後も…
キズに無理な力をかけないで…
そっと薬を塗ってあげるのが…
きれいに治るコツです。
■ ■
若い方の眼瞼下垂症手術と、
皮膚が余っている方の
眼瞼下垂症手術は違います。
皮膚切除をすると…
どうしても腫れや出血が多くなります。
切る長さが長くなればなるほど…
手術後の腫れは強くなります。
手術後の安静期間も長く必要になります。
簡単な手術ではないので…
手術時期は慎重に決めてください。
“眼瞼下垂症講座⑧【安静】”へのコメント
コメントをどうぞ
母の場合はくも膜下出血の後遺症で左瞼がかなり垂れていますが、加齢による脂肪もとらなければならないので手術したら腫れるとの事を教えていただきました。今のところ山形に眼瞼下垂の手術のうまい形成外科医師は捜せず、母の姉が昨年 某眼科医院で白内障の手術をしてから片目がまったく見えなくなったので母も怖くて手術はしたくないと言い出しています。手術すれば視野が広がり危なくないのになあ?。で 心配になりました。本間先生は そんなに休みが取れるのでしょうか?先生が眼瞼下垂の手術を受けられ時は私もComment、休みますので、しっかり治してくださいね。