医学講座
眼瞼下垂症講座⑫【コンタクト】
眼瞼下垂症講座⑫は
コンタクトレンズと眼瞼下垂症についてです。
2007年5月4日に…
眼瞼下垂症とコンタクト
という日記があります。
コンタクトを使うと…
すぐに眼瞼下垂症になるのではありません。
何十年も使うと…
眼瞼下垂症になる人がいます。
ならない人もいます。
■ ■
圧倒的に多いのが…
ハードコンタクトレンズを…
20~30年も使った方です。
20歳頃から使い出したとして…
ちょうど私と同年代か…
もう少し若い方にもいらっしゃいます。
20歳台で…
コンタクトで眼瞼下垂になるのはマレですが…
30歳台で治療した方は
何人もいらっしゃいます。
■ ■
コンタクトで下垂になる…
患者さんの目には…
特徴があります。
目が大きくて…
美しい
美人に多い傾向があります。
もう少し医学的に言うと…
目が大きくて…
眼球が少し突出していて…
瞼が薄い方です。
■ ■
目が大きくて少し出ていると…
それだけコンタクトで…
まぶたが圧迫されます。
どんなに丈夫な瞼(まぶた)でも、
何十年もコンタクトで圧迫されると…
すり切れます。
それがコンタクトによる眼瞼下垂症です。
目が大きくて…
美人が
コンタクトによる…
下垂になりやすいというのは…
本間説です。
エビデンスはありません。
私の経験による印象だけです。
■ ■
コンタクトを処方していただく時。
コンタクトを買うとき。
何十年も使い続けると…
まぶたが開かなくなりますょ~
とは言われません。
まさか…?
どうして…?
最近、三重になった…
眉の下が窪んだ…
こんな症状で受診される方が…
多数いらっしゃいます。
■ ■
私は、
眼科の先生に、
コンタクト以外で矯正視力を維持する方法を伺い、
眼科的な異常がないことを確かめてから、
手術を検討するようにしています。
コンタクトを使い続けると…
また下垂になることも考えられます。
レーシックは、
眼科医によって考え方が違うようです。
私は慎重な立場です。
厚いハードコンタクトは まぶたの負担になります