医学講座

眼瞼下垂症講座⑨【切開の長さ】

加齢による眼瞼下垂症では、
皮膚が余って伸びています。
どんなに高価な…
カシミヤのセーターでも…
長年着ていると…
伸びてしまうのと同じです。
人間の皮膚も…
加齢とともに伸びます。
      ■         ■
伸びた皮膚は…
丈(たけ)を詰める必要があります。
つまり…
余っている皮膚を切り取ります。
どんなに丁寧に手術をしても、
切開の長さが長くなり…
切り取る皮膚が多くなると…
手術後の腫れが強くなります。
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若い方と、
高齢者では、
キズの治りも違います。
高血圧などがあって、
手術中の血圧が高い。
緊張しやすい性格で…
手術中に血圧が上がる…
などで皮下出血の程度も異なります。
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長い切開が必要な…
ご高齢の方は…
手術から一週間程度は、
醜いアヒルの子状態になります。
鏡を見ると…
手術しなければよかった…
なんて思う人もいます。
美しい白鳥になるまで…
一ヵ月以上かかります。
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プチ整形のようなつもりで…
簡単に治ると思っていらっしゃる方には…
すぐに手術をおすすめしません。
十分に休みが取れる時期に…
手術を受けてくださいとご説明いたします。
ごみ出し
掃除
洗濯
ご飯の支度
最低一週間はお休みです。
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年中無休
有給休暇なし
の主婦の方には、
眼瞼下垂症手術の後くらい…
ゆっくりと音楽でも聴いて…
ご自宅で目を閉じて休んでください。
とご説明しています。
腫れが取れたら…
旅行でも…
温泉でも…
同窓会でも…
ゆっくり参加なさってください。
視界が広くなりよく見えるようになります。


手術前です


切除する皮膚です


手術一ヵ月後です
まだ腫れが残っています

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