医学講座
各地で大規模ネット障害2017
平成29年8月26日、北海道新聞WEB版の記事です。
各地で大規模ネット障害 銀行や鉄道利用者に影響
8月25日午後に国内各地でインターネットがつながりにくくなる通信障害が発生し、銀行手続きや鉄道予約、オンラインゲームなどネットを使ったさまざまなサービスに影響が広がった。障害が確認されたのはNTTコミュニケーションズのネット接続サービス「OCN」とKDDIの通信利用者らで、各社が情報収集や顧客対応に追われた。
NTTコミュニケーションズとKDDIはともに自社設備に異常はないが、ネット上のデータの通り道(経路)が何らかの理由で一時不安定になり、通信障害が起きたと説明した。NTTコミュニケーションズによると、経路の不安定化は海外で発生し、その影響が日本国内にも及んだ。
りそなホールディングスでは、傘下のりそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行の個人顧客向けネットサービスの一部でログインできない事例が発生した。ネット専業のじぶん銀行もログインできず、取引ができない状態となった。楽天証券の一部顧客からも同様の指摘があった。
JR東日本では、ネットでの列車予約サービスや会社のホームページにつながりにくい状況となった。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)によると、ゲーム機「プレイステーション」のオンラインゲームで一部の人がゲームを使えなくなった。
NTTコミュニケーションズによると、OCNの障害は8月25日午後0時15分から30分間続いた。その後は回復したとしており、詳しい原因を調べている。KDDIも、回線を使ったネットで一部接続できない障害が起きたことを確認した。
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ネット障害 道内でも影響 役所や小売業
道内でも8月25日、自治体のウェブサイトが閲覧しにくくなったり、小売業などの商品発注システムが一時、つながりにくくなったりする通信障害が発生した。
ウェブサイトの障害は、北海道新聞の調べで少なくとも富良野、岩見沢の両市役所、空知管内の由仁町役場、道警、北見赤十字病院(北見市)で正午すぎから夕方にかけて起きた。道警のツイッターを使った街頭犯罪情報の発信に影響はなかった。北見赤十字病院でも診療への影響はなかったという。
紋別市立図書館では午後0時半から15分間、図書の貸し出しシステムが使えなくなり、職員が利用者数人に手書きで貸し出し作業を行った。上川管内美瑛町でも町職員用のスケジュール管理とメールシステムが約2時間、使えなくなった。住民票発行などに影響はなかったという。
システム開発道内大手のHBA(札幌)によると、同社が運営する卸売業や小売業向けの商品受発注システムで、一時つながりにくくなる障害が発生した。約200社から問い合わせがあった。
北洋銀行と北海道銀行では、大規模な通信障害の影響は発生していないという。北海道財務局にも午後5時現在、道内の金融機関から通信障害の情報は入っていない。
この通信障害で、北海道新聞のニュースサイト「どうしん電子版」が午後0時半から同4時すぎまで、会員がログインできない状態となった。
(以上、北海道新聞より引用)
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昨日、北海道新聞社からメールが2回届いていました。
私は診療中だったので、
ネット障害には気付きませんでしたが、
札幌美容形成外科の受付からは、
ネットにつながらないと聞きました。
ネット障害はこわいです。
私がこの記事を取り上げたのは、
クラウド型の電子カルテを考えたからです。
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札幌美容形成外科の電子カルテは、
院内にサーバーを設置しています。
外部からはアクセスできないようにしてあります。
夏休み中にクリニックに来ないと、
電子カルテを開けません。
不便ですが、
患者さんの情報を盗まれないためです。
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クラウド型電子カルテというシステムがあります。
クラウド会計システムもあります。
クラウド、
雲の中に情報を置くシステムです。
便利なようですが、
通信障害が発生すると使えません。
私は慎重な人間なので、
クラウド型にはしません。
ネット障害はほんとうに困ります。
サイバー攻撃にも備えないといけません。
難しい世の中です。