二重・眼瞼下垂

眉と睫毛の間の距離

 夏休みは、
 ふだんできないことができる時間です。
 毎日の診療に追われていると、
 ゆっくり考える時間がありません。
 夏休みには、
 ゆっくり考える時間があります。
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 北大形成外科の夏休みには、
 論文を1編くらい書こうと思ったり、
 実験結果をまとめたり、
 次の学会発表のことを考えたり、
 ふだんはできないことを、
 ぼんやりと考えていました。
 考える時間も大切です。
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 私はもうすぐ63歳です。
 何件手術をしても、
 難しいなぁ~
 …と思うのが二重の幅です。
 女の人は、
 毎日、鏡を見て目のお化粧をしています。
 もうちょっと二重の幅があればいいのになぁ~
 …というお悩みはよく理解できます。
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 私は形成外科医です。
 保険診療で眼瞼下垂症手術をする時でも、
 できるだけきれいな目にしようと努力しています。
 70代の女性でも、
 長年の夢だった、
 二重になりたいという、
 ご希望をかなえてあげたいと思います。
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 手術が難しいのが、
 他院で手術を受けた方
 埋没法の糸が何本も入った方
 眉の左右差がある方
 脂肪が多い方
 アレルギーがある方
 皮膚が硬い方
 余剰皮膚が多い方
 …たくさんありすぎて書ききれないほどです。
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 手術が難しい、、、
 二重の幅が狭くなりやすい人に、
 眉と睫毛の間の距離が長い人があります。
 若い人でも、
 寝た状態(仰臥位と言います)で、
 眉を額の方に引っ張って、
 定規で測った長さが35㎜以上ある人が難しいです。
 下のマンガのように眉が上がっているので、
 前髪で眉を隠しています。
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 若い人でも、
 余剰皮膚を切除して、
 眉と睫毛の間の距離を、
 短くすることがあります。
 この調整が難しいです
 手術前にデザインをして決めますが、
 手術中に確認すると、
 眉が下がってラインが隠れることもあります。
 皮膚切除を追加してもう一度確認します。
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 皮膚を過剰切除してしまうと、
 元に戻せなくなります。
 少しずつ少しずつ、
 追加切除量を決めます。
 私が作る目は、
 イメージは自然の目です。
 夏休みに、
 難しかった患者さんのこと思い出して、
 また次の手術に備えています。
kokeshi
micro

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