昔の記憶

現代学生百人一首2018

 平成30年1月15日、朝日新聞朝刊、天声人語です。
 若き心に三十一文字
 毎冬この時期、東洋大学から「現代学生百人一首」が届く。今回の応募作は4万9千超。読むほどに若い感性に引きこまれる。
▼〈いとをかし平成女子はインスタにほうじ茶キャラメルフラペチーノ〉高3長野天音(あまね)。平成の清少納言たちは筆でなくスマホでせっせと発信する。〈この時代生きた心地がしないのだなにをするにも指先ひとつ〉高1中村優太。何でもスマホや携帯で済ませる日常には高校生でさえ疑問を覚えると知り、安心する。
▼就職を詠んだ歌に光る表現が多かった。〈水高生鮪(まぐろ)も鰹(かつお)もさばけます自信あふれる就職試験〉水産高3年向坂友里(むこうざかゆり)。晴れやかに面接に挑む姿が浮かぶ。〈機械化で消えてなくなる仕事知り将来の夢決められずいる〉高1粟野夏乃子(あわのかのこ)。いずれ人工知能(AI)に奪われる職種を見極めたい。だれにも切実な問題だろう。
▼〈姉が来て嬉しそうに見せた物世界に一つの内定通知〉高1細谷地郁哉(ほそやちふみや)。家族一同、安堵(あんど)の息をつく。それでも受け止め方は親子で違う。子には自立のとき、親には寂しい離別のとき。〈決まったよ喜ぶ私と温度差が寂しさが増す母のほほえみ〉高3田中日菜(ひな)。
▼ひとり暮らしの父や祖父を思いやる。〈石川でひとりはたらく父の家部屋にあふれる家族の写真〉高1二宮由美花(ゆみか)。〈田舎町一人で暮らす祖父を見て次の休みの予定を空ける〉中2堀田夏生(なつき)。
▼時代が移っても変わらないのは若き日の恋である。〈下駄箱(げたばこ)にラブレターがね入ってた顔面真っ赤プチトマトだね〉高3平石健太。
 (以上、朝日新聞より引用)

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 若い人のいい感性です。
 私は、
 水産高3年向坂友里むこうざかゆりさんの
 水高生 まぐろもかつおもさばけます 自信あふれる就職試験
 高1二宮由美花ゆみかさんの
 石川で ひとりはたらく父の家 部屋にあふれる 家族の写真
 高1細谷地郁哉ほそやちふみやさんの
 姉が来て 嬉しそうに見せた物 世界に一つの 内定通知
 この3つが心に残りました。
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 昨日のセンター試験のことが今朝のTVで話題になっていました。
 ムーミンの問題だけではなく、
 英語の問題にも、
 出題者の作問の苦労が見えました。
 前期試験まであと1ヵ月です。
 悔いのないようにがんばっていただきたいです。
 最後まで諦めないでがんばることです

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