医学講座

もしもの備え、デジタル終活

 平成30年1月30日、朝日新聞朝刊の記事です。
 もしもの備え、デジタル終活 PC・スマホにロック、困る遺族
 スマートフォンやパソコン(PC)などのデジタル機器でメールやLINE、写真・文書の保存、ネット取引などをしている人は増えています。自分の身に何かがあったときに備え、機器内にあるやりとりやデータをどのようにしておけばよいでしょうか。
 ■個人情報も多数
 「みなさんはパソコンやスマホをのこして死ねますか?」
 大阪市で昨年11月に開かれた「デジタル終活セミナー」。講師を務めた日本デジタル終活協会代表理事の伊勢田篤史弁護士(34)の問いかけに、参加者の一人で、兵庫県三田市の野間和美さん(48)は「死ねない」と思った。
 野間さんは、ブログやフェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を日常的に使っている。「デジタルデータは形はないけど、のこってしまう。自分に何かあったとき、データがどうなるのか気になっていた」と参加した理由を明かす。デジタル機器内には個人情報も多く、「誰かに気軽に頼めるものではない」。
 一般社団法人「デジタル遺品研究会ルクシー」代表理事の古田雄介さん(40)によると、「機器の持ち主が何の準備もしていないと、遺族はものすごく大変なんです」。
 近年は、持ち主以外がパソコンやスマホなどを使えないようにするロック機能が強化され、機器の中のどこに、どんなデータがあるのかも、持ち主以外が把握するのは難しい。「デジタル遺品は、遺族から『見えない』のが最大のネック」だという。
 ■書いて引き継ぎ
 では、どうすればいいか。
 伊勢田弁護士は、セミナーで参加者に「デジタル世代の引き継ぎノート」を書いてもらっている。
 ノートには、機器の保管場所やフェイスブックなどの使用状況、メールアドレス、ログインするためのパスワードなどのほか、自分に何かあったとき、デジタル機器やデータをどうしてほしいか、希望を書く欄もある。
 たとえば、仕事関係の資料は、引き継げるようにしておかないと、同僚や取引先に迷惑をかけてしまうこともある。また、株などお金が絡む取引をしている場合も、家族に伝えられるようにしておきたい。
 生きている間にノートを家族に見られたくない場合は、銀行の貸金庫に預けるか、封筒に入れ、封印しておく。「のこされる人に余計な手間をかけさせないためにも、年齢を問わず、デジタル終活を考えてほしい」(伊勢田さん)
 ■PW解除依頼も
 故人のデジタル機器の問題に対応する「デジタル遺品サポートサービス」を提供する「日本PCサービス」(大阪府吹田市)によると、2016年9月~17年8月の対応件数は143件。前年同時期(64件)から倍以上に増加した。最多は、「パスワード(PW)がわからず故人のPCを開けない」という依頼だ。実際、PW解除により、亡くなった20代の娘のPCから思い出の写真を取り出すことができた母親から喜ばれたこともあったという。
 サービス提供には、故人と依頼者との関係確認などのため、戸籍謄本や死亡診断書を提示してもらうなどしているという。同社の担当者は「今後はトラブルを未然に防ぐサービスも検討していく必要がある」と話す。(稲垣大志郎)
 ■デジタル遺品に関する相談先など
一般社団法人デジタル遺品研究会ルクシー
 サイト内の問い合わせフォームから相談できる。無料(法人は除く)。
日本デジタル終活協会
 デジタル終活セミナー(有料)を開催。予定はサイトで告知。
日本PCサービス
 フリーダイヤル0800・555・0049(午前9時~午後9時、年中無休)
 故人のパソコンのパスワード解除などの対応を有料で行う。

60代、70代のインターネット利用状況の推移/パソコンの基本情報をまとめておこう
(以上、朝日新聞より引用)

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 2018年1月も今日と明日の2日です。
 今朝の朝日新聞を見て、
 自分のことだ!
 …と思いました。
 パスワードを忘れます
 2009年12月30日の院長日記です。
 暗証番号やパスワードが多すぎます。
 定期的にパスワード変更を求められます。
 オンライン請求にもパスワードが必要です
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 オンライン請求など、
 クリニックに必要なパスワードは、
 職員にも伝えてあります。
 診療に必要なことは、
 信頼できる看護師にすべて伝えてあります。
 iPhoneのパスワードは、
 奥さんも知っています
 困るのが、
 自分でも忘れてしまうくらい多い、
 サイト毎のパスワードです。
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 一文字だけ大文字にしなさい
 前と同じパスワードは使えません
 私はそんなに頭がよくないので、
 混乱して忘れてしまいます。
 朝日新聞に書いてあったように、
 パスワードメモ帳でも作ります。
 置き場所を忘れないように、
 注意します。

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